フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
RPGツクールVX製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・難易度普通・ED3種類・攻略対象2人
女子高生がクリスマスまでに彼氏を作ろうとするという内容です。
作中で5つの質問が出されるので、プレイヤーはそれに答えます。
全ての質問に対して、攻略対象に好印象を与える答えを選べば、ハッピーエンドになります。
個人的には最初の2問が難しく感じました。
けれども、バッドエンドになった場合はヒントをもらえます。それを参考にすることでハッピーエンドを見ることができました。
ハッピーエンドは2つあります。両方とも、主人公のその後が気になりました。
バッドエンドに関しては、キャラの台詞が面白かったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
12歳以上推奨・一部残酷描写あり・吉里吉里製・乙女ゲー・ファンタジー・短編・難易度普通・
ED10種類・攻略対象2人
絵本の中の世界で、それぞれが物語のキャラクターを演じているという設定の作品です。
あらすじを説明することは自分には難しいので、制作者の方のサイトを見ていただくと理解できると思います。
物語をバッドエンドにすることが、このゲームの目的です。
このゲームを知って、「メリーバッドエンド」という言葉を覚えました。考えてみると、自分の好きな物語にも、(「マッチ売りの少女」など)いくつかそのようなタイプのものがありました。
主人公の思考回路には、驚かされるものがありました。
しかし、彼女が行動を起こしたからこそ、攻略対象の素敵なシーンを見ることができました。
攻略対象2人も個性が強く、面白かったです。
王子さま役の青年は、恋愛ゲームでは滅多に見られない性格だと思います。
狼役の青年は、可愛くてメインキャラの中で最も好きです。
彼のルートでは、童話に出てくる「狼」という存在について、今まで私自身が抱いていた考えに近いことを主人公が発言する場面があって、嬉しかったです。
NScripter製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・難易度普通・ED複数・攻略対象3人
タイトルは「どらまちっく」と読みます。
主人公の女の子が高校演劇に参加するという内容です。
攻略対象が主人公に対して興味を持ち、恋愛対象として見るようになるまでの過程が楽しかったです。
特に部長ルートは、変化が分かりやすくて大好きです。
それぞれのキャラにはイメージとなっている花があります。花言葉を知ったとき、どのキャラも似合っていると思いました。
練習風景や舞台装置などの詳細な説明があったり、タイトル画面やエンドロールが演劇に関係していたりと、製作者の方の、高校演劇が好きだという気持ちが全体から伝わってきました。
こういったタイプの作品があるからフリーゲームは面白いのだと再確認しました。
ここからはゲーム本編の感想とは少し離れるのですが、ちなみに、自分が高校生だった頃、クラスメートが演劇部に入っていました。彼女は演技だけでなく脚本作りもしていたのですごいと思い、当時、そのことから演劇に少し興味を持ちました。
そして、夏休みに偶然放送されていた、全国大会に出場したある高校の演劇部の作品を見ました。中島敦の「山月記」がモチーフでありながらも現代の学校が舞台となっていて、コメディ要素が強く面白かったです。
一部の場面しか見られなかったのですが、最初から最後まで見たかったと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
12歳以上推奨・吉里吉里製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・
難易度普通・ED3種類・攻略対象1人
高校生の女の子が夏休みに、単身赴任している父親の元へ遊びに行くという内容です。
女の子はそこで父親が住んでいるアパートの隣人と出会い、仲良くなります。
グラフィックについてもシナリオについても、主人公は可愛く、攻略対象は格好良かったです。
2人が良い雰囲気になってくると、こちらが嬉しい気持ちになりました。
主人公は7日間父親の元で過ごします。その中でも特に、6日目に起こるイベントが好みです。
夏らしさがあって、理想的なものでもありました。
エンディングは3種類あります。それぞれエンドロールに違いがあって、見ていて楽しかったです。
どれも爽やかな終わり方でしたが、ハッピーエンドが1番好きです。
制作者の方のサイトはこちらです。
吉里吉里製・乙女ゲー・洋風・短編・難易度低め・ED3種類
お嬢様とその付き人が、飛行機の事故に遭い無人島で数日を過ごすことになるという内容です。
プレイ前に想像していたものよりは事態は深刻ではなくて、少し安心しました。
設定の一部には重いところもあるものの、基本的にはギャグが多くて明るい印象を受けました。
付き人は執事とボディガードの2人です。
2人とも経験豊富のようで、大人の魅力がありました。
カタカナの名前を覚えるのは苦手なのですが、この作品のキャラの名前はわかりやすくて覚えやすかったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
2018年12月14日追記……現在はサイトがリンク切れとなっています。ゲームも公開停止されているようです。