フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
13歳以上推奨・LIveMaker製・乙女ゲー・現代・ファンタジー要素あり・
短編・難易度普通・ED3種類・攻略対象1人・ボイスあり
主人公の女の子が勇者を名乗る少年から、桜を咲かせるために冒険についてきてほしいと言われるという内容です。
エイプリルフール企画もので、ゲーム内の日時は4月1日です。
1周目は選択肢なしで、最初から最後までファンタジーです。2週目から選択肢が出てきます。
1周目だけでもほのぼのしていて楽しい物語でした。しかし、2週目以降をプレイすることによって、1周目で見たこのシーンはそういう意味だったのかと分かることがいろいろ出てきて、さらに楽しめました。
作中の言葉を引用させていただくと、「物語の力」というものは素晴らしいと思えるような内容でした。
エンディングにはTrue ENDとHappy Endがあります。
True Endを見るのには時間がかかりましたが、True EndにはHappy Endを見るためのヒントのような文章がありました。選択肢を選んだ後の文章を読むことで、正解を推測しやすいと感じました。
制作者の方のサイトはこちらです。
NScripter製・乙女ゲー・現代日本もの・中編・ED2種類・ボイスあり
主人公の女の子がおじさんに誘拐されるという内容です。
設定自体はどちらかというと重いです。しかし、主人公がマイペースでコメディ要素もあって、安心感がありました。
とはいっても、選択肢の後は雰囲気が変わり、シリアスな描写が中心になります。
誘拐犯のおじさんが、嫌いにはなれないキャラでした。
酷い部分もあるのですが、どうしても辛くて仕方ない時は、彼のような人に会うことで救われることもあるのではないかなと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
吉里吉里製・乙女ゲー・現代ファンタジー・短編・難易度高め・ED6種類
主人公が兄から変わったクリスマスプレゼントをもらうという内容です。
正確には「女性向け会話ゲー」となっています。
選択肢の選び方により、クリスマスプレゼントの内容が変わります。
ゲームの性質上、1周目は、自分が思った通りの選択肢を選んでみることをおすすめします。
とはいっても、私の場合は1周目にはハッピーエンドを見られませんでしたが。
6種類あるエンディングのうち、バッドエンドが1番衝撃的でした。ただ、バッドエンドでも、これはこれで楽しそうと感じました。
ハッピーエンドの中では、エンド4が個人的に好みでした。
制作者の方のサイトはこちらです。
2021年8月14日追記……現在はサイトはリンク切れです。
吉里吉里製・乙女ゲー・現代学園もの・ファンタジー要素あり・
短編・難易度低め・ED ・攻略対象3人
ギャルである主人公の前に、恋を叶えるという天使が現れるという内容です。
全体的に明るく登場人物も個性的だったので、最初から最後までプレイしやすかったです。
また、意外性もあり、珍しいタイプの作品だと思いました。
特に、攻略対象の好感度の変化を見るのが楽しかったです。
このゲームは、主人公が相手の好感度を知ることのできる道具を使うという設定です。その道具に対して主人公が言った、「ゲームみたいで面白い」という台詞に共感しました。
キャラは第一印象では、主人公の幼馴染が純粋そうで良いなと思っていました。
しかし、最終的には天使が1番好きなキャラになりました。好感度の上がり方が面白かったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
15禁・18歳以上推奨・LiveMaker製・乙女ゲー・現代学園もの・
中編・難易度普通・ED10種類・攻略対象3人
人の顔を見るのが苦手で普段は下を向いて歩いている女の子が、2学期が始まって男の子と仲良くなって変わるという内容です。
ただし、タイトルにもあるように、それだけでは終わりません。
1周目は、普通にほのぼのした恋愛ものでした。
主人公と攻略対象のこれからが気になるような終わり方でした。
1周目の段階では、主人公の性格上、攻略対象の顔が見えないのですが、この演出が個人的に面白いと思えて好きです。
3人それぞれのエンディングを見た後からは、途中から攻略対象の顔が見えるようになります。
カットインでは主人公の顔も見られます。最初に主人公を見たとき、可愛いと思いました。
ストーリーは、シリアスなものになります。
「このキャラがこんな人だったのは意外」という、驚きがありました。中にはある授業で見たデートDVのビデオに出てきたシーンを思い出す場面もあり、複雑に感じたものもありましたが。
1周目は常和ルートが好きでした。憧れるような性格だというのが第一印象で、1周目だけでなく2週目以降に別のキャラのルートをプレイしていた時も格好良いと思ってました。
しかし、最終的には五百蔵ルートが好きだと思いました。ラストに至るまでの過程は厳しいのですが、3人の中でなら彼のルートが主人公にとって1番幸せなのではないかと感じました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。