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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

Present

もっとちっちゃいab製・ノベル・短編・選択肢あり・真ED1種類

プレイヤーがいろいろな人から、いろいろなものをくださいとお願いされるという内容です。
「ください」と言われたものをあげるかどうかを選ぶことによって、ストーリーが進みます。

それぞれの選択肢は、前後の選択肢と繋がりがあります。そして、最後の選択肢は、最初と繋がりがあります。
この意味がわかったときに、すごいと感じました。

作中で、「ください」と言われるものは、あげたくないものばかりでした。
これらをあげても良いという人は、善意からその意思を表示しているのだと思います。

けれども、読み進めていくと、その善意が原因で別の人が傷付く結果になる場合があるとわかります。
世の中にとって正しい行為とは何か、考えさせられるような作品でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ジャミと呼ばれた妖怪

ティラノビルダー製・ノベル・現代伝奇・短編・選択肢なし・ED1種類

妖怪が1人の女子中学生と出会うという内容です。
ダウンロード版とブラウザ版があります。

この物語の主人公である妖怪は、人に危害を与える存在ではありません。
そのため、全体的に落ちついた雰囲気があり、安心感を得ることができました。

主人公は少女と関わることで、心境に変化が現れます。
これは、相手が彼女以外だったら起こらなかったことであるような気がしました。

序盤で少女に関する描写を読んだときは、「変わっている」くらいにしか考えていませんでした。しかし、読み進めていくと、それだけではないとわかりました。優しくて前向きで、人を惹きつけるような魅力を持っているように思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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月夜の蝋燭

NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・真ED1種類

親友を亡くした主人公が、その日の出来事を書き残すという内容です。
選択肢はありませんが、2周目ではラストにほんの少し変化があります。

このノベルには、文章にある仕掛けが隠されています。
製作者の方の他の作品を知っている身としては、期待通りのものでした。

以前公開されていた作品の影響で、今回に限っては、オチはすぐにわかりました。そして、気付いたからこそ、読み進める楽しみが大きかったです。
こういった発想は持っていても、実際に形にすることは難しいと思います。それを実行して最後まで書き切ることができるということが羨ましいです。

プレイ時間は数分程度です。けれども、製作された時間は結構かかっていそうだと感じました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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あまやどり

15歳以上推奨・CatSystem2・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢あり・ED1種類

男子学生が雨の日に、不思議な少女と出会うという内容です。
2人は数日間、一緒に過ごすことになります。

ヒロインには、普通の人とは異なる特別な点があります。
それによる、2人が会話をしている場面での周囲の態度にリアリティを感じました。彼女のような相手と話している人を見れば、自分も同じような反応をする気がします。
主人公にとっては快くないものではあります。しかし、彼はそのような反応をされていると知っていても、普通の女の子と同じように接していて、すごいと思いました。

この作品で特筆したいのは、後半にある、ヒロインの過去が判明するシーンに関してです。
近い出来事は、実際の歴史上でもあったといわれています。しかし、あってはならなかったと考えます。
その「あってはならなかった」ことについて語られている場面のある、このノベルような作品に触れることで、同じ意見の人もいるだろうなという期待を持つことができました。

スチルは表情差分が多く、何度見ても飽きませんでした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ねこの帰り道

LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED24種類(真ED1種類)

猫好きの男子高校生が、偶然見かけた猫を追いかけるという内容です。
その途中で、彼は様々な出来事に遭遇します。

今年始め、制作者の方が公開されたホラーADVである、「狂い月」にかなり衝撃を受けました。そして、作中で少し触れられていた前作もプレイしようと思いました。
前作であるこちらはコメディで、「狂い月」とは全く異なった雰囲気がありました。

選択肢は全て2択で、間違えるとすぐにいずれかのエンドに到達します。
始めに見たのは、1番最初の分岐から見られるEND1でした。意外な展開で面白く、それをきっかけにコンプリートしようと決めました。

中にはランダムで正解が変わるものがあり、終盤では何度もバッドエンドになってしまいました。
その代わり、トゥルーエンドを迎えることができたときは嬉しかったです。
最後には作中で起こった騒動について主人公が語る場面があるのですが、このようなまとめ方をするとは考えていなかったという内容でした。けれども、正しいことを言っているようにも思いました。

また、バッドエンドでのみ登場するキャラクターやスチルがあるので、正規ルート以外も楽しめました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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