15歳以上推奨・残酷描写あり・一部性的表現あり・RPGツクールMV製・
ADV・現代学園もの・長編・難易度普通・ED1種類・ゲームオーバーあり
男子高校生が転校先の学校でいじめを目撃し、巻き込まれないようにしようとするという内容です。
しかし、それが次第に、大きな事件へと発展します。
ラストシーンからエンディング後のおまけまでの間は文章量が多いもののセーブができないので、時間に余裕のあるときにプレイすることを推奨します。
全4章で、どれも学校で起こった問題を期限以内に解決することが目的となっています。
クリアするために必要な条件はゲーム内のメモで確認できるので、探索がしやすかったです。
しかし、選択肢を間違えるなどで条件が満たせなかった場合、登場人物のうちの誰かが犠牲になるゲームオーバーを見ることになるため、緊張感がありました。
作中では数々の、えげつない事件が起こります。
そしてその解決方法も、誰かが酷い目に遭うようなえげつないものでした。
解決方法を考える主人公は、自分に火の粉が降りかからないように他の人を動かしていくという手段を取っていて、怖さがありました。
一方で、周囲の登場人物に関しては、主人公1人だけに頼り切ってしまうという危険性を感じました。
ただ、それはこの物語の中だけでなく、リアルでも起こり得ることだと思いました。
登場人物たちの、自分がやりたくないことを誰かに強制的にさせたり、悪い出来事があったときに「自分は悪くない」と考え誰かのせいにしたりする行為を、「いけないこと」だと判断したくなりました。しかし、動機や全体的な流れを見ると、そうせざるを得ない状況だったのかもしれないという気持ちになりました。また、似たようなことを私自身も過去に行った、あるいは今後行う可能性もあるため、完全には否定しきれないと感じました。
一連の事件には、黒幕が存在します。
各キャラクターの台詞などを参考にして予想しながらプレイしたものの、真相は想定を超えていました。
制作者の方は頭が良いのだろうなと思いました。
基本的にはシリアスですが、モブキャラの台詞やおまけシナリオなどにはコメディ要素もあります。
特に、2章終了後のおまけはすれ違いコントのようで面白かったです。
制作者の方のサイトは
こちらです。
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