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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

ぼくと死神

ティラノビルダー製・ノベル・現代ファンタジー・短編・選択肢なし・ED1種類

絵を描くことが好きな男子小学生が主人公の物語です。
彼がハムスターの絵を描いていたところに、死神がやってきます。

キャラクターの台詞は吹き出しに表示されるため、漫画のような印象を受けました。
アニメーション演出が多かった点も面白かったです。

ギャグとしてですが流血表現があるので、人を選ぶタイプの作品かもしれません。
しかし、個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語に、微笑ましさを感じることができました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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暗がりビオトープ

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

1990年代に1人の小学生が、ゲームセンターに通うようになるという内容です。
大人になった主人公が過去を回想する場面から、物語は始まります。

この作品にはTIPSシステムがあり、専門用語に関する解説を読むことができます。
親切な設定となっていて、ゲームセンターにある機械にまつわるものだけでなく、風営法などについても触れられていた点に、好感が持てました。
また、立ち絵がシルエットで表示されるところや独自の画面デザインに、「この作品らしさ」を感じました。

主人公がゲームセンターを訪れた最初の原因は、父親がパチンコに行くためそこに置き去りにされたからというものです。
余談ですが、大学生の頃に受けた経済に関する講義で、パチンコ店はリピーターを増やすためにオープン初日だけ当たりやすいようにしていて、それ以外の日は外れやすいようにしていると聞きました。だから行くのであれば、初日だけにした方が良いらしいです。
持っていても自分で真偽を確認しようとは思わない情報なので、この機会に載せておきます。

ゲームセンターの中には独特の人間模様があり、主人公も少しずつ関わっていくことになります。
それによって変化が現れるのですが、舞台となっている場所が違っていたらこのような展開にはならなかっただろうなと感じることのできるストーリーでした。
昔1度だけ、朝早い時間にショッピングモールを訪れたことがあり、ゲームセンターの筐体が一斉に動き出す瞬間を外から見た記憶があります。当時は中には入らなかったものの、面白かったです。それを思い出すような作品でした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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ゆうひのように

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生が幼馴染に頼まれて、彼女の妹の誕生日プレゼントを一緒に選びに行くという内容です。
掌の幼馴染」というノベルの続編になりますが、単体でプレイしても問題ありません。

全体的にほのぼのとしていて、安心して読めました。
特に、メインキャラクター全員の仲が良いところが魅力的でした。姉妹は性格が異なりますが、どちらも可愛かったです。

おまけシナリオでは、幼馴染のとある秘密が明かされます。
彼女が主人公に好感を持つ理由がわかるようなものでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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忘れ傘の矜持

12歳以上推奨・ティラノスクリプト製・ノベル・現代ファンタジー・
短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類

モノと会話できる能力を持つ少年が、下駄箱にあった傘と会話するという内容です。
1つ目のエンディングを迎えると、もう1つのエンディングを見ることができるようになります。

この作品では、傘が女の子として擬人化されます。
可愛らしい姿でありながらも、元の傘のイメージを損なわない立ち絵が好きだと思いました。

ストーリーは、傘と人間がお互いを必要としていると感じ取ることができるものでした。
後半からは、展開に不安を覚える場面もありましたが、盛り上がる場面もあり、楽しめました。

製作者の方のサイト、「青い鳥劇団」はこちらです。

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無垢を裂く

ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・中編・
選択肢あり・難易度普通・ED4種類

少年が、石に恋をしている少女に恋をするという内容です。
エンディングには、バッドエンド・グッドエンド等の区別はありません。

分岐の仕方が少し特殊で、迷う場面がありました。しかし、ヒントがあったため、なんとかなりました。
エンディングには影響しないものの、デートイベントに出てくる選択肢や「資料」と呼ばれるおまけ要素が面白かったです。

この作品の特徴は、メインキャラクター2人が、自身のしている「恋」は本当に「恋」で合っているのか考えるというものです。そのような描写のある創作物は珍しいように感じました。
葛藤しながらも、自分の気持ちを確かめようとするところに好感が持てました。

特に好きなエンディングは、「梅雨明け」というものです。
最もすっきりとしたラストであったように思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
「メインストーリー」というカテゴリーに、作品の紹介が載っています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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