フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
BL要素あり・一部残酷描写あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・
中編・選択肢あり・難易度普通・ED8種類
自殺した生徒の弟に監禁された主人公らが、生徒が自殺した理由を知ろうとするといった内容です。
このゲームには視点変更があります。こういうタイプの文章を読むことはあまりありませんが、キャラの特徴が分かりやすく書かれていて、途中で誰の視点で読んでいるのだったか迷うということがありませんでした。
また、視点変更があることによって、複雑な人間関係が分かり、ゲームに惹き込まれました。
メインキャラの中では、主人公・円九の先輩である佐々木凛が気になりました。
彼視点でのシナリオを読んでいる間は、ものの考え方に共感できる部分が少しありました。しかし、他のキャラの視点で彼について描写されている場面を読むと、彼が内面ではあんなこと(詳しくはネタバレになるので書きません)を考えているとは思えなくて、少し怖かったです。
それでも、言動だけをみていると、近くに彼のようなタイプの人がいれば安心できるだろうなとは思いました。
BGMも、素材サイトのものですが格好良くて好きです。
特に好きなエンディングは佐々木凛ルートと、主人公の友人である花村可塑ルートのハッピーエンドです。どちらもキャラに共感できるできる部分があったからというのが主な理由です。
制作者の方のサイトはこちらです。
2017年4月19日追記……現在は、サイトがなくなっているようです。
RPGツクール2000製・RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED1種類
タイトルは「おっさんファイター」と読むそうです。サラリーマンが主人公のRPGです。
メインキャラのグラフィックにインパクトがありました。あまりにも強く印象に残り過ぎて、ストーリーはほとんど忘れてしまいました。
けれども、理想的な家族が描写されていたと思います。父親としての主人公に好感が持てました。
また、このゲームの主な移動手段は車です。地図上で目的地を選ぶと車が自動的に動いて、面白かったです。
中盤、浄水器に関するあるイベントがあります。それが、このゲームで1番好きなシーンです。
ゲームでありながら今の日本の現状について考えさせられるような場面でした。
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2018年3月9日追記……現在はサイトが閉鎖されているようです。
15禁・一部残酷描写あり・LiveMaker製・ギャルゲー・現代学園もの・
長編・難易度高め・ED複数・攻略対象4人
このゲームにはフリー版とシェア版があります。シェア版も購入はしましたが、まだ全てのシナリオを見ていないことと、フリー版でもベストエンドを見られることから、フリー版についての感想を書きます。
ちなみに、シェア版のフリー版と異なる点は、エンディングリストやおまけシナリオなどがある点です。
高校2年の主人公が女の子との出会ったり交流したりする物語です。それだけなら普通ですが、このゲームには大きな特徴があります。
個別ルートに入るまでは平凡でほのぼのとした日常描写が描かれています。しかし、個別ルートに入ると急激にシリアスになり、場合によっては大事件が起きます。
それぞれのヒロインの周囲の人間が冷たいことが多く、プレイしていて辛い気分になることもあります。
ただその代わりに、バッドエンドを乗り越えて主人公がヒロインを救うシーンが見られると安心できて、かなり嬉しかったです。
また、選択肢とエンディングの数が多いことも特徴です。エンディングは40種類以上あります。
ルートによってキャラに対する印象が変わることがあります。特に、メインヒロインの小道朝ルートです。
ある選択肢を選んだ時、主人公の友人の台詞が酷いと思いました。しかし、その直後に別の選択肢を選ぶと、言動にはきちんと事情があったと分かって、結局は好感が持てました。
ヒロインとしてはクラス委員長の沢田真由が好きです。自分に正直で、日々の生活で一生懸命頑張っているというように感じました。
けれども、エンディングは小道朝のベストエンドが最も好きです。メインキャラが主人公とヒロインの人間関係に深く関わっていて、タイトルに合っていると思いました。
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WOLF RPGエディター製・RPG・推理もの・現代日本もの・短編・難易度低め・ED複数(真ED1種類)
雪山の山荘で起こった殺人事件の犯人を当てることが目的のゲームです。
RPGではありますが、戦闘は難易度が低く数がかなり少ないため、戦闘で詰まることはないと思います。
犯人は、タイトルと消去法でこの人だろうと予想することができました。その時点では気付きませんでしたが、後から考えてみると、結構伏線が張られていました。
犯人がどのように事件を起こしたのかは、説明されるまで分かりませんでした。
また、犯人の名前を入力する際に、ゲーム内に出てこない人物の名前を入力してもエンディングが少し変わる場合があります。遊び心があって面白かったです。
個人的には、主人公の日記を読むことが楽しかったです。
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ザ メディアジョン・2011年
広島県に関連するご当地キャラが紹介されている本です。中には、他の県が活動の中心となっているんじゃないのかなと思ったキャラもいましたが。
ゆるキャラだけでなく、ご当地ヒーローや萌えキャラなども紹介されていて、その点が面白かったです。
この本の好きな点は、キャラのプロフィールの他に、関連グッズの説明が書かれているところです。入手方法や値段が書かれていて、欲しいと思いながら読みました。
この本を読む前には知らなかったものだと、竹原市のキャラクターの「月野三姉妹」が特に気になりました。
ただ、残念な点もあります。既に終了したイベントや現在では売ってない商品の説明もありました。また、最後のページに福袋プレゼントというキャンペーンについて書かれていましたが、最終締切日が去年の6月でした。応募していても抽選のため当たらない可能性が高かったのですが、もう1年くらい前にこの本の存在を知っていて読んでいたらもっと楽しめただろうなと思いました。
たまたま店で見たのが広島県のキャラについての本でした。しかし、他の都道府県のキャラが紹介されている本も、書店で見かけたら読んでみたいと思いました。