フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
15歳以上推奨・WOLF RPGエディター製・ホラーADV・
現代日本もの・短編・難易度普通・ED5種類(真ED1種類)
女子中学生がお見舞いをするために友達の家に行くといった内容です。
このゲームの内容を全て理解したとは言えません。ただ、最近はいろいろな意味で使われている「友愛」ですが、このゲームでは本来の意味での「友愛」が描かれていると感じました。
ラストは想像していたものと違いました。
トゥルーエンドを見た後のタイトル画面は必見だと思います。
エンディングを見るための分岐点が分かりやすく、簡単に全てのエンディングを見られました。バッドエンドも見て良かったと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
15歳以上推奨・残酷描写あり・RPGツクールVX製・ホラーRPG・
現代日本もの・長編・難易度高め・ED複数(真ED1種類)
小学生の主人公が祖父母の家に泊まりに行き帰ってくると、主人公の住む街が荒廃していたという内容です。
主人公は複数の仲間と一緒に行動します。主人公の行動や戦闘によって仲間の生死が変わります。
RPGでエンディングがたくさんあるタイプのものは、全てのエンディングを見られたことがほとんどありません。しかし、このゲームに関しては見ることができました。その理由は主に2つあります。
1つは、戦闘がイベント戦闘のみで、敵と戦う理由が分かりやすかったからというものです。
また、敵によって、どのようにすれば倒せるかが決まっていました。どの技を出せば良いか、どのような道具をどのように使うかなどを考えることが楽しかったです。
もう1つは、キャラクターに魅力があったからというものです。
メインキャラは全員未成年です。それでいて、皆に家族関係などの背景描写があり、彼らなりにいろいろなことを考え、一生懸命生きてきたということが伝わってきました。
黒幕に対しては苦手な人もいるらしいですが、個人的には嫌いにはなれませんでした。
彼のしたことはとても酷いことではあります。けれども、ラストの1枚絵が出てくるシーンで、許せるよう思いました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
以前は制作者の方のサイトに攻略のヒントが載っていましたが、現在はサイトはなくなっています。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
学生である主人公が黒板になってしまい、チョークや黒板消しと会話をすることになるという物語です。
身近なものを別の視点から見るという、発想が大好きです。
説明書を読むと、登場キャラであるチョークや黒板消しについて、キー“パーソン”と書かれていました。
最初は、チョークなどは人間ではないからそれは少し違うのではないかな、と思っていました。しかし、プレイを続けるうちにだんだんと感情移入するようになり、「キーパーソン」でもおかしくないのかもしれないと思うようになりました。
会話の内容も、多少のメタ発言はあるものの、掛け合いが面白かったです。
制作者の方のサイトはこちらです。