フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
BL要素あり・吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・短編・難易度普通・ED4種類
エイプリルフールが題材となっているノベルです。
BL要素はありますがメインではありません。ただし、ストーリーにおいて重要な役割となっています。
昔仲の良かった友達同士が、数年後再会し、ある事件に巻き込まれることになるという内容です。
全く先の読めない展開で、ストーリーが進む度に驚きがありました。
緊張感もあり、選択肢を選ぶ時には少し迷いました。
主人公が大変な状況でも人を信じる性格だったので、良い人なんだなと思いました。
このゲームはこちらのサイト「銀灯」で公開されています。
2018年9月18日追記……ボイスやCGが追加されたリメイク版が公開されました。
2021年8月14日追記……現在は、サイトはなくなっているようです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
BLゲーム・NScripter製・現代日本もの・短編・難易度普通・ED6種類・攻略対象3人
主人公が友人に誘われて未成年向けのクラブに遊びに行くという内容です。
メインキャラは、1人を除いて皆少年です。
第一に思ったのは、「キャラが可愛い」ということです。
絵もそうなのですが、主人公の心情が少年期特有の葛藤であるように感じられて、夢中になりました。
次に思ったのは、ストーリーがシリアスで、けれども楽しいということです。
登場人物がお互いのことをどう考えているのかということが、興味深かったです。
個人的に1番好みだったのは、友人である透のルートです。
恋愛エンドとそうでないエンドがあるのですが、どちらのルートでも格好良かったです。
このゲームはこちらのサイトで公開されています。
BL要素あり・NScripter製・ノベル・現代学園もの・中編・選択肢なし・ED1種類
主人公が転校することになり、そこで会った人と仲良くなっていくという内容です。
始めのうちは、オチが読めたと思っていました。そして、予想していた通りのシーンがありました。
けれども、それだけでは物語は終わりませんでした。タイトルの意味が分かる場面からのストーリー展開には、感動しました。
この作品の最も魅力的なところは、登場人物が皆良い人だという点だと思います。
シリアスな場面も出てくるのですが、主人公と他のキャラとの会話を読んでいる間は、どこか安心感がありました。
また、メインキャラは皆名前のどこかに空と関係する文字が入っていて、面白いと感じました。
1番好きなキャラを挙げるとすれば、星川望です。
本編では格好良いと感じ、おまけシナリオでは可愛いと思いました。
この作品は、こちらのサイトで公開されています。
BL要素あり・一部性的描写あり・YU-RIS製・ホラーノベル・
現代日本もの・選択肢あり・長編・難易度普通・ED11種類・攻略対象2人
高校生の男女数人が夏休みに肝試しをするという内容です。
BL要素だけでなく、ノーマルカップリングの描写もあります。
肝試しを行う場所に到着する前に、登場人物が怪談話をする場面があります。
最初は、雰囲気作りのためなのかなと思っていました。しかし実際は、物語と関わっていて、かなり重要なシーンでした。
このゲームは、登場人物の繋がりを考えることが楽しかったです。
特に、主人公の後輩である真生(まお)のルートは、メインキャラのほとんどがストーリーに関わっていて、私にとって嬉しい展開でした。
ベストエンドはすっきりして気持ちの良いものでした。
けれども、このゲームでホラーを楽しむならバッドエンドは必見だと思います。
制作者の方のサイトはこちらです。
BL要素あり・一部残酷描写あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・
中編・選択肢あり・難易度普通・ED8種類
自殺した生徒の弟に監禁された主人公らが、生徒が自殺した理由を知ろうとするといった内容です。
このゲームには視点変更があります。こういうタイプの文章を読むことはあまりありませんが、キャラの特徴が分かりやすく書かれていて、途中で誰の視点で読んでいるのだったか迷うということがありませんでした。
また、視点変更があることによって、複雑な人間関係が分かり、ゲームに惹き込まれました。
メインキャラの中では、主人公・円九の先輩である佐々木凛が気になりました。
彼視点でのシナリオを読んでいる間は、ものの考え方に共感できる部分が少しありました。しかし、他のキャラの視点で彼について描写されている場面を読むと、彼が内面ではあんなこと(詳しくはネタバレになるので書きません)を考えているとは思えなくて、少し怖かったです。
それでも、言動だけをみていると、近くに彼のようなタイプの人がいれば安心できるだろうなとは思いました。
BGMも、素材サイトのものですが格好良くて好きです。
特に好きなエンディングは佐々木凛ルートと、主人公の友人である花村可塑ルートのハッピーエンドです。どちらもキャラに共感できるできる部分があったからというのが主な理由です。
制作者の方のサイトはこちらです。
2017年4月19日追記……現在は、サイトがなくなっているようです。