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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

蛆の住処

15禁・残酷描写あり・百合要素あり・ティラノスクリプト製・ノベル・
現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

大学に通うため上京した少女が、彼女の兄を殺害した女性に遭遇するという内容です。
少女はその女性と一緒に生活することになり、何故か少しずつ仲良くなっていきます。

殺人鬼である女性は、主人公に対しては優しく接していて、傍から見ると純真無垢に見えます。
そこに狂気を感じましたが、一方ではどこか居心地の良さも覚えるという、不思議な気持ちになりました。

エンディングは、最初にED1、最後にED3を見ることが理想だと思います。ちなみに私の場合だと、普通にプレイしてこの通りにエンディングを迎えることができました。
ED2やED3に繋がるルートでは、主人公と兄にまつわる過去が判明します。それを知った後だと、主人公が惹かれた相手が女性であり、兄を殺した人物であっても納得できるような気がしました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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共依存パラノイア

百合要素あり・ADV・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

聖女とシスターが日常を過ごすという内容です。
探索を進めることで、2人の関係が明らかになっていきます。

タイトルにある通り、「共依存」がメインテーマとなっています。
歪んだ愛情表現が描かれていて、徐々に伝わってくる不穏な空気がたまりませんでした。
お互いが隠していることを知った後でも仲良くしている様子を見て、本当に好きなのだなと理解できました。

本編でプレイヤーが操作するキャラクターは聖女ですが、エンディングを迎えた後にシスターの視点の文章が少し出てきます。
それを読んで、2人は似ているところがあるように思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2023年1月5日追記……現在は、サイトがなくなっています。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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シトリンの欠片

12歳以上推奨・百合要素あり・一部残酷描写あり・LiveMaler製・
ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

仲の良い女の子同士がやり取りをするという内容です。
彼女たちの関係は、徐々に変化していきます。

この作品を最初にプレイしたのは公開されたばかりの頃で、そのときから誰かにおすすめしたいとは思っていました。
しかし当時は、感想として書く言葉を思い浮かべることが全くできませんでした。
そして、最近読み直してみて、ある程度は書けるようになったので、今記事にさせていただきます。

この物語に出てくる登場人物の大半は、片想いをしています。
片想いをしている相手が別の人を恋愛対象としてみているなどのすれ違いがもどかしく、それでありながらも、どのような結末を迎えるのか気になりながら読み進めました。

その中でも、主人公が葛藤している様子が特に印象に残りました。
最終的に彼女が選ぶ決断が、衝撃的なものでした。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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月の光

百合要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢なし・ED1種類・ボイスあり

学校を卒業して別々の進路へ進む少女2人が、別れる前に語り合うという内容です。
プレイ開始時にボイスを選ぶことができます(ボイスなしも選べます)。

文章から、2人のこれまでの関係を想像でき、たくさんの思い出を作ってきたんだろうなと考えました。
また、将来について語られる場面もあり、彼女たちが今後歩む人生を追いかけてみたくもなりました。

この物語は、「別れるから悲しい」というだけのものではありません。そこに、好感が持てました。
個人的には、「そのままの君で」という合唱曲を思い浮かべました。このノベルは百合要素ありなので少々異なりますが、歌詞とリンクするような部分が結構あるような気がしました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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Euphoric Create(ユーフォリック・クリエイト)

百合要素あり・NScripter製・ノベル・遠未来・中編・ED1種類

人同士の交流が少なくなった世界が舞台となっている作品です。
主人公は、偶然出会った少女に魅せられて、彼女が活動している「コミュニュオン」と呼ばれる団体に所属することになります。

前半では、「コミュニオン」の1番の目的は何かということに興味を持ちました。
活動理念はあるものの、はっきりとした目的は分からなかったため、何か秘密があるのだろうなと考えました。
私自身の経験だと、そういったタイプの組織はまともではなかったので、少し関わった後(とはいっても目的を知った後になりますが、)逃げました。
一方、主人公は活動を継続し、メンバーとの交流を深めていくため、自分とは正反対だと感じました。

中盤からは、そのような主人公が周囲に与える影響にも関心を持ちました。
彼女は、人と接することが苦手な性格です。それにも関わらず、悩みを抱えている誰かがいれば他の人と協力してどうにかしようとしていくため、すごいと思いました。
たまには失敗するものの、最終的には問題を解決していくような人で、徐々に好きになりました。

実行に移すことはなかなか難しいですが、何か変えたいものがあるときは、まず自分自身が努力することが大切だということを学びました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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