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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

暗き夜よ、汝の名は女なり

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

恋人と別れた男性が、夜の街を歩くという内容です。
3つあるエンディングのうちの2つはゲームオーバーです。

画面右上に赤色と青色のゲージが表示されています。これは、主人公を追いかけてくるものを表していて、選択肢によって変化します。ゲージがいっぱいになる前に目的地に辿り着けたら、トゥルーエンドとなります。
このシステムが夜の街の雰囲気とマッチしていて、空気感を楽しめました。

歩いている最中、主人公は何人かの人物と出会います。その人たちとの会話が何を意味するのかは、後半にわかります。
結末を知ると、彼にとっては影響が多いものだったのだろうなと感じることができました。
個人的には、2番目に出会う女性の台詞が特に好きです。彼女が語る過去には、共感できる部分がありました。

読み終わった後タイトルを検索したところ、シェークスピアの「ハムレット」が元ネタとなっていることを知りました(無料動画配信サイトの「GYAO!」で映画を見たことがあるはずなのですがすっかり忘れてしまいました)。
そして、同じ制作者の方の、演劇が題材となったアドベンチャーゲーム「ユーラルーム」を思い浮かべました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ヤミクイウサギ×2

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・ED1種類

「ヤミクイウサギ」というノベルの続編です。先に前作をプレイすることを推奨します。

前作はきりの良いところで終わったのですが、この作品では登場人物達の前に、新たな問題が出てきます。そのため、前作のおまけシナリオという立ち位置ではなく、1つの物語となっていました。
また、生きている限り、1つの出来事が片付いたらそれで全てが終わりになることはあり得ないという、現実を見せられたような気持ちになりました。

途中に出てくる選択肢は、どれを選ぶべきか迷いました。とりあえず考えるために1日空けてみたのですが、「絶対に正しい」と確信を持って言える答えは見つかりませんでした。
どれを選んでも結末は変わらず、この「変わらない」という結果のために存在していたことが後からわかり、敬服しました。

マウスポインターが兎の形になっていて、この作品らしさがありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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My Lady Lee

NScripter製・ノベル・ファンタジー・中編・選択肢なし・ED1種類

少女と少年が橋に閉じ込められるという内容です。
2人は、外に出る方法を探します。

プレイする前に別のことを調べていて、「ロンドン橋落ちた」という童謡の歌詞に、「Lady Lee」という人名が出てくるものが存在することを知りました。それにより、この曲が題材となっている作品であることに気付きました。
また、「ふりーむ!」で他の方が書かれていたレビューを読んで、他にもいくつか元となっているマザーグースがあることを知りました。
おそらく、元ネタを知っているほど楽しめるのではないかなと思います。

マザーグースに関する知識は私にはないので、物語を全て理解するということはできていません。
しかし、奇妙な登場人物や橋の中で起こる様々な出来事に、いつの間にか夢中になりました。

少年はお気に入りのキャラクターです。素直になれない性格でありながら、他人を物理的に傷付けることはしないだろうと思えて、基本的には彼目当てでプレイしていました。
ツッコミ担当だったり周囲からいじられていたり時には少女の手助けをしたりと、いろいろな役割を持っていたところも可愛いと感じました。

メッセージウィンドウが橋の形をしている点や、イラストが綺麗な点も素敵でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

2024年7月21日追記……現在は、公開終了されています。

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彼が彼女で彼女が彼で

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

少年が憧れの人と初デートをすることになるという内容です。
しかし当日、彼女は1人の青年と入れ替わってしまったと言われます。

昔から映画やアニメなど様々な媒体で、人と人との入れ替わりを題材にした作品はあります(このノベルのタイトルの元ネタもそうです。ちなみに、以前このブログで感想を書きました)。
ただ、この作品の場合は、主人公は入れ替わりをする当事者ではないという点で、他の作品とは大きく違う特徴を持っていたように感じました。

終盤からの展開に、してやられたと思いました。この物語がフィクションであるからこそ、ヒントがたくさんあったにも関わらず、真相に気付きにくかったのかもしれないとも考えました。
途中までは、メインの登場人物である3人のうち2人しか目立っていなくて、そこが1番気になりました。その理由もラストで明かされ、納得しました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2022年1月7日追記……リメイク版も公開されたようです。

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バス停の先輩

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・ED2種類

男子生徒が、バス停で先輩である少女と会話をするという内容です。
公開当初は別のツールによって制作されていましたが、現在は移植され、システム面などがリニューアルされました。

季節に関する描写が丁寧で、主人公の気持ちに同意できる部分があり、場面を思い浮かべやすかったです。
また、先輩の言動に不思議な魅力があり、彼女がどのような存在であるのかが気になりました。立ち絵のパターンが多かった点も楽しめました。

選択肢によって、登場人物の設定が大きく変わります。
トゥルーエンドは決まっていはいないそうですが、個人的にはEND2がトゥルーエンドらしいように感じました。選択肢より前にいくつか伏線があり、気付くと面白さが増しました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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