15歳以上推奨・ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度やや高め・ED4種類
終末を迎えようとしている世界に、ヒーローが現れるという内容です。
報道機関に勤める主人公は、ヒーローについて調査することになります。
ゲームの目的は、ヒーローを応援する人が増えるように、都合の良い情報のみを発信するというものです。
調査によって手に入る情報の中には、ダークなものがいくつかあります。それらを人々に知られてヒーローの人気が下がると世界の危機が近付いてしまうので、情報を隠すのもやむを得ないと感じました。
ただ、報道されるのはメディアが求めるヒーロー像であり、真実とは異なるということに対して、複雑な気分にもなりました。
また、情報の取捨選択の難しさに関しては、現実の私たちにも通じる部分があるような気がしました。
たとえば、「Aさんがコンビニでジュースを買い、お釣りをレジ前の募金箱に入れて、飲んだ後のゴミを道路に捨てた」という場面に遭遇したとします。
このAさんがどのような人物かを誰かに説明しなければならないとき、どの場面について語るかによって、印象が変わると思います。
状況は大きく異なるものの、作中でも似たようなことが行われていたように感じました。
作品紹介ページには、攻略のヒントが書かれているサイトへのリンクが載っています。
参考になりましたが、それでも後半の一部は迷いました。そのようなときは、選択肢の後に出てくる文章をヒントとすることによって、エンディングを回収することができました。
この作品は、
「ノベルゲームコレクション」で公開されています。
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