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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

人豚 ~ヒトブタ~

15禁・残酷表現あり・ティラノビルダー製・ノベル・近未来・選択肢あり・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

白人は「人」、黒人は「豚」と呼ばれている世界が舞台となっている物語です。
原作は、制作者の方がカクヨムで公開されている小説です。

途中までは、人種差別について問題提起を行っている作品だと思っていました。その要素もあるのですが、選択肢の後からは、雰囲気がガラリと変わりました。
どちらかといえば、科学技術の発展によって生まれるメリットとデメリットについて考える作品という印象が強くなりました。
また、作中のような状況なら、現在よりも「人」の定義が難しいように感じました。

小説版も読みましたが、イラストやルート分岐、おまけの用語集があるノベル版の方が好みでした。
特に用語集は、本編だけではわからなかったことを知ることができ、歴史についても学べて、面白かったです。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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試験終了!? あと1分!!

RPGツクールMZ製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

内容はタイトルの通りです。
制限時間以内にテストの回答をして、赤点を回避することが目的のゲームです。

冒頭では、主人公がフリーゲームで遊ぶ場面が流れます。
フリーゲームのどこが良いのかという考え方や試験前日にプレイしたくなる気持ちなど、共感できる部分が多かったです(試験前日以外でもプレイしたくなりますが)。

テストは四択問題で、正解率によってエンディングが分岐します。
出題される問題が通常の学校のテストとは異なるので、1周目は答えが全くわかりませんでした。けれども、答え合わせを参考にしながら周回プレイをすると全問正解にたどり着くことができ、安心しました(クリアした後に、制作者の方の名前はヒントだったのだろうかとは考えました)。
また、1度見たエンディングはスキップすることが可能で、便利でした。

特に好みだったポイントは、実績回収要素と豊富なギャグ要素です。
ただ、これらの点について語るとネタバレになってしまうため、興味のある方にはプレイしていただきたいです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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インコのキーちゃん

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・ホラー要素あり・短編・
選択肢なし・ED1種類

インコのキーちゃんと女の子が、おしゃべりをするという内容です。
主な話題は女の子が大好きな、彼女の兄に関することです。

全4章で、どの章を読むかを最初に選ぶことができます。
テーマに合わせて「第1話」ではなく「第1羽」という表記が使われていたり、各章を読み終わるとタイトル画面に変化が現れたりする工夫が面白かったです。

キーちゃんは、本当にインコなのかと疑うほど口が達者でした。
女の子は、ヤンデレという私好みの属性で、他の登場人物と接したときの心情の動きに興味が持てました。

作中では、詳細は語られない場面もいくつかあります。
そのため、想像の余地がありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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終焉逢瀬

残酷描写あり・BL要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・(多分)近未来・
短編・選択肢あり・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

内容はタイトルの通りです。
世界が終わろうとしている中、男子高校生2人がカフェで待ち合わせをします。

キャラクターや背景のグラフィックが探索型のADVのようで、可愛かったです。
エンディング分岐に大きく関わるのは選択肢ですが、画面上にあるオブジェクトをクリックする場面もあり、楽しめました。

作中では悲惨な出来事が起こっているものの、どちらかといえば、メイン2人は冷静さを保っているように見えました。しかし、終盤で主人公の内面を知ると、狂気をはらんでいるのかもしれないと思いました。
また、彼らはお互いのことを意識してはいますが、「2人で共にいる世界」というよりは、「自分のイメージする相手が含まれている自分だけの世界」を、理想としているような気がしました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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教室に巣食う悪魔たち

18歳以上推奨・15禁・性的表現あり・残酷描写あり・ティラノスクリプト製・
ノベル・現代学園もの・中編・選択肢なし・ED1種類

とある悲惨な事件が起きた高校で、主人公が関係者などと行った会話を振り返るという内容です。
オートセーブで、再開時は中断した時点から始まります。

登場人物それぞれが闇を抱えていて、ほぼ全員が怪しく見えました。彼らの台詞は、どの部分が本当でどの部分が嘘なのだろうかと、考えながら読みました。
また、事件に対する学校の対応、特に、生徒へのアンケート結果の発表の仕方が、実際にもあり得そうだと思いました(作中のようなことは、ない方が良いのですが)。

後半になるにつれ真相に近づきながらも、物語が二転三転し、盛り上がりを感じました。
エンディング後の展開もボリューミーで、読み応えがありました。
全てのストーリーが終わったタイミングだけはわかりにくかったものの、その後に見られるようになる、おまけ要素も楽しめました。

参考文献の量から、真剣さが窺えました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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