アニメ・現代日本もの・全12話
大学に入った青年が、盲目の少女と出会い、恋をするという内容です。
原作はライトノベルでドラマ版もあるそうですが、アニメ版しか触れていないので、アニメの感想になります。
前半は、主人公に共感する場面が多くありました。
過去の経験の影響を受けて心身に課題を持ったまま大学生になると、精神的な苦痛を感じる場合があります。特に、飲み会やカラオケの場面では(自分の場合は、大学は勉強だけをする場所だと高3まで思い込んでいたからという理由もあるのですが、)周囲に溶け込めない主人公と近い気持ちを抱いた覚えがあります。
中盤からは、そのような彼がヒロインと触れ合うことで、変化していく様子に興味を持ちました。
2人はお互いのことを大切に想っていて、一緒に過ごすからこそ良い出来事が起こることもあります。しかし、一方で、どれほど努力をしても解決することが難しい問題にぶつかることもあります。
後者の描写があることによって、どこかで目にした「恋愛=幸せ」という方程式は必ずしも正しいとは限らないと認識できました。
終盤、特に最終回は、ヒロインの心情に感情移入できました。
途中までは彼女に対して、持ち前の明るさで人を元気にさせる性格だという印象を持っていました。けれども、彼女なりにしっかりと考えた上での言動だったことが判明し、選択肢を迷いながら人生を送っていたのだろうなと考えました。
そして、全体を通しては、困難に遭遇したときも希望があれば、救いになる可能性があるのかもしれないと思える物語でした。
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