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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

死にぞこないの青

乙一・幻冬舎文庫・2001年

担任の教師からいじめられていた男子小学生の日常が、ある少年に出会ったことをきっかけとして変化していくという内容です。ホラー要素があるので、怖いものが苦手な方はご注意ください。

主人公と自分の世代が異なるため全てではありませんが、「こういうことあったなあ」と共感できる点が多々ありました。
物語に出てくるクラスの皆が、自分の持っている「小学生」のイメージそのままでした。主人公の性格も自分と似ていて、緊張感がありました。

そして、主人公が出会った少年について語りたいと思うような内容でした。
もしも彼のような存在に実際に出会ったら、最初はつい目をそらしてしまうかもしれません。しかし、きちんと向き合うことが出来れば、主人公でなくても人生が変わるかもしれないと感じました。

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怪奇探索少年隊

LiveMaker製・ホラーADV・現代学園もの・中編・難易度やや高め・真ED1種類

小学生3人組が、学校などの怖い噂を調べるという内容です。
マウスを使って進めるゲームで、探索や間違い探しなどの要素があります。ゲームオーバーがありますが、ゲームオーバーになったときにはヒントをもらえます。

章仕立てになっており、各章のはじめにムービーが流れます。怖くて、なおかつ、好奇心をかきたてられるものでした。
ムービーの他にもすごいと感じる演出が結構ありました。このあたりのことは、プレイするとすぐに分かると思います。

ストーリーに関しては、噂を調査する前後でのメイン3人の掛け合いなどが面白かったです。
全ての章をクリアすることによって見られるエピローグが綺麗な内容で、印象に残りました。

1番好きなシナリオは、ある宗教団体に関する話です。
このような存在を題材にしてくれるところ自体個人的に嬉しいです。それに加え、宗教団体が怪しくて、噂の真相を知るためにどうしてもクリアしたいと考えながらプレイできました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在はサイトはリンク切れです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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魔法使いカラオケにゆく

吉里吉里製・ノベル・現代ファンタジー・短編・選択肢なし・ED1種類

男子大学生が、自分のことを魔法使いだと言う女子高生に出会うという内容です。
作中の季節は冬で、2日間の出来事が描写されています。

序盤が驚きの連続で、この物語に出てくるようなことが現実で起きたら刺激があるだろうなと思いました。
その後の展開も面白く、どんどん読み進めることができました。

マウスポインタがほうきの形になっていて、可愛かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。


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以下ネタバレ

親愛なる魔王へ

吉里吉里製・ノベル・近未来・SF・中編・選択肢なし・ED1種類

ある少女に、「魔王」と呼ばれた男子高校生の物語です。

個人的な話になるのですが、1999年、ノストラダムスの大予言が流行ってた頃、小学生だった私は、同じクラスにいた人達から、「恐怖の大魔王」と言われました。
しばらく経って、その言葉を最初に言った人が彼の友人と会話をしているところに偶然出くわし、「泣いたら面白いから」という理由で発言していたことを知りました。

こういうこともあって、主人公の場合は何故「魔王」と呼ばれるのか、気になってプレイしました。
主人公の周囲の人間関係を把握していくうちに、「魔王」と呼ばれる理由は私の場合とは違い、単純ではないものだろうなと思いました。

前半は、主人公について、基本的なものの考え方などが、自分とは違うタイプだと感じていました。
その代わり、理由が判明する場面では、大切な人を強く思いやる心を持っているという、自分にはない長所を持ったキャラに見えました。タイトルに「親愛なる」という言葉が含まれている意味も分かりました。

ギャグが含まれる場面もありますが、全体的には重みのある世界観でした。

この作品は、「Vector」からダウンロードできます。

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フルーツシーカー

RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED5種類

天使の見習いである主人公が、神様に頼まれて人間界に果物を探しに行くという内容です。

基本的には、探索をしたりキャラに話しかけたりすることでストーリーが進みます。
話しかけることによってキャラ同士の関係が分かる場面があり、そこが面白いと思いました。
ゲームの舞台になっている場所は、平和そうに見えました。

ルートによって、ゲームの進め方が変わります。個人的には、END3を見ることが難しく感じました。
最も好きなエンディングはバッドエンドです。主人公は元々可愛い存在なのですが、バッドエンドで見られるスチルではさらに可愛く見えました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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