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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

In the Book.

WOLF RPGエディター製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

女の子が、本の中の世界に迷い込むという内容です。
元の世界に戻るために彼女は、本に書かれている物語と同じ行為をすることになります。

キャラクターの表情が豊かなおかげで、深刻さをあまり感じずにプレイできました。シリアスな描写が出てくることはあるものの、このゲームならなんとかなるだろうという希望を持てました。
また、ストーリーを追うことで、作中に出てくる本に魅せられる主人公の気持ちが、理解できるような気がしました。

謎解きは、終盤に一部、知識が必要とされる場面があり、ネット検索に頼りました。
それ以外は、本編にヒントがあったので、難しくはありませんでした。

エンディング分岐の仕方はわかりやすかったです。
片方のエンディングでは、謎解きと関係のある曲が流れます。この作品の中で、特に好きな点だと思いました。

制作者の方のブログはこちらです。

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前回の記事の補足

1つ前の記事にも書きましたが、人生にはエンターテイメントが必要だと考えます。
ゲームの影響もありますが、それ以外にも理由があります。

1つは、大学の心理学関係の講義で聞いた話が関係しています。
それは、余命いくばくもなかった人が、誕生日会をものすごく楽しみにしていて、頑張って余命よりも先の誕生日まで生き延びたというものです。
そのときに具体的な事例として紹介されたのは2つのみであり、誰もがその人のようになれるという訳ではありません。
それでも、楽しみにしていた気持ちが影響を与えた可能性はあるように思いました。

もう1つは、それより数年前、実際にあった出来事によります。これは、自分と周囲に関するものであり、正確には書きにくいので、一部をぼかして書きます。
当時、学校ではいじめに遭い、家では暴力をふるわれ、相談できる相手がいなくて死にたいと考えているような人がいました。
その頃、偶然見たテレビ番組が好きになりました。それは最後に予告が流れるものであり、次回を見ることに希望を見出しました。また、読書が趣味であり、結末を知ることに楽しみを覚えました。
こういったことを繰り返しているうちに、彼女は自殺することをやめました。

その他、福祉施設でレクリエーション活動が行われていることや、子どもの情操教育に遊びが用いられることなども理由となっています。
これらについては、何故行われると良いのかといったことなどの詳しいことはあまり覚えていないのですが、ネットで検索すれば情報を得られるはずです。

以上の、見聞きした事柄や自身の経験から、生きていく上では娯楽が存在することが大切だという結論に至りました。

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エロ本探して三千里

RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類

勇者が、盗まれたエロ本を取り返しに行くという内容です。「エロ本」という単語は出てきますが、性表現は一切ありません。
シリーズものの1つとなってはいますが、全ての作品が独立しているので単体でプレイしても問題ありません。

敵はオート戦闘でも倒すことができ、サクサク進められました。
また、一定の確率で反撃をする効果を持つ装備品があり、効果が発揮される度に嬉しい気分になりました。

ダンジョンは中盤に仕掛けを解く必要がある場面があり、そこだけ少し迷いました。
ただ、後から考えると、難しい操作はしなくても良かったので、すぐに解ける方も多いのかもしれません。

このゲームで特に好きな点は、パーティメンバーの会話です。
街の中だけでもレパートリーがたくさんありました。それに加え、マップ上にあるアイテム等を調べたときにも反応があり、ステータスから見られるスキルの説明文に会話が書かれていることもありました。
どれも漫才のネタのようなもので楽しかったです。時にはイラスト付きのちょっとした解説が挟まれることがあり、それも面白かったです。

街での会話はストーリーが進行すると変化するのですが、一度訪れていれば街から他の街への移動はすぐにできるシステムとなっていて、便利だと感じました。

ストーリーは全体的にはコメディです。しかし、「戦時中」という設定となっていて、重い雰囲気が出てくるイベントが少々あります。
そのような中でも、明るくて前向きな姿勢を見せてくれる主人公たちには救われた気持ちになりました。そして、人々が暗い気分になるような困難な状況において、エンターテイメントはあった方が良いのだろうなと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。関連漫画を読むこともできます。

2023年1月5日追記……現在は、サイトがなくなっています。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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白い焔

LiveMaker製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度やや高め・ED7種類

「くねくね」という都市伝説が元となっている物語です。
「怪奇探索少年隊」というホラーADVと関連する要素が少しあります。単体でプレイしても問題ありません。

序盤に出てくるアニメーションが目を引くもので、ストーリーに興味を持つきっかけとなりました。
それ以外でも、画面演出にインパクトがある場面が多くありました。

背景画面、文章ともに夏らしさがありました。ホラー要素がより楽しめるものであり、このジャンルが好みの自分にとっては心地よさがありました。

ルート次第で、作中に出てくる「くねくね」の正体が分かります。
真相がはっきりとしているところが好きだと思いました。また、伏線が多かったところが印象的でした。

選択肢は、どこへ行けば良いか場所を選ぶものがあり、何も情報を見ない状態だと正解を予測しにくかったです。
ただし、攻略の仕方が書かれているメモがゲームに同梱されているので、全てのエンドを回収することができました。

文章の中には下線が引いてあることがあり、クリックすると簡単な解説が読めます。
このシステムも面白かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在、サイトはなくなっているようです。作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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Remembers-果てなき記憶の輪舞-

15歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代ファンタジー・中編・選択肢なし・ED1種類

記憶をなくした主人公が、あるビデオカメラに残された映像を元に、自身の過去や周囲の人間関係を知っていくという内容です。
主人公自身は発言をしたり動いたりすることができず、彼の本体が、意図していない発言や行動をするという、少し特殊な設定となっています。

前半では、目の前で繰り広げられる光景の意味について、主人公が解釈を試みようとします。
読んでいるときに気付かなかった細かい点にまでツッコミが入れられていて、そこが面白いと感じました。
「場面が急に変わった」などの文章があり、ノベルゲームのあるあるネタがメインなのだろうと考えていました。

しかし実際は、その考えは間違っていました。
後半では、前半に突っ込まれていた点に対して、その理由が1つずつ明かされます。
ネタだと思っていたもの全てに意味があって、驚きました。

登場人物は皆変わっています。始めは、この人は自分と価値観が合わないと感じたキャラクターもいました。
けれども、読み進めると、それぞれが自分なりのしっかりとした意見を持っていることがわかり、嫌いにはなれないと思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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