15歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代ファンタジー・中編・選択肢なし・ED1種類
記憶をなくした主人公が、あるビデオカメラに残された映像を元に、自身の過去や周囲の人間関係を知っていくという内容です。
主人公自身は発言をしたり動いたりすることができず、彼の本体が、意図していない発言や行動をするという、少し特殊な設定となっています。
前半では、目の前で繰り広げられる光景の意味について、主人公が解釈を試みようとします。
読んでいるときに気付かなかった細かい点にまでツッコミが入れられていて、そこが面白いと感じました。
「場面が急に変わった」などの文章があり、ノベルゲームのあるあるネタがメインなのだろうと考えていました。
しかし実際は、その考えは間違っていました。
後半では、前半に突っ込まれていた点に対して、その理由が1つずつ明かされます。
ネタだと思っていたもの全てに意味があって、驚きました。
登場人物は皆変わっています。始めは、この人は自分と価値観が合わないと感じたキャラクターもいました。
けれども、読み進めると、それぞれが自分なりのしっかりとした意見を持っていることがわかり、嫌いにはなれないと思いました。
この作品は、
「ふりーむ!」で公開されています。
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