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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

プチ哲学

佐藤雅彦・中公文庫・2004年

「考える」ということがテーマとなっている本です。
著者は、「ピタゴラスイッチ」や「だんご3きょうだい」などを作った人です。

タイトルに「哲学」と入っていますが、難しくありません。
イラスト付きで文字数も少ないので、読みやすかったです。

ほとんどの人が日常生活で、何かしら物事を考えているはずです。その中で、新しい発想が生まれたり、1つのものに対して様々な捉え方をすることができるということは、素敵なことだと思いました。
本文中にも書かれていますが、読み進めることによって「考えてみることは楽しい」いう結論に至る本でした。

そして、私では思いつかないことが多く書かれていて、驚きつつも羨ましくも感じました。
著者のように、毎日の中で新しいことに気付き、それを生かすことができるようになりたいです。

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隠し神と夏の夕べ

WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

女子中学生が妖たちのいる神社に迷い込むという内容です。
ゲームオーバーがいくつかあるので、こまめなセーブ推奨です。

基本的なゲームの進め方は、妖怪から出される課題をクリアしていくというものです。
目的を達成するためには他の妖怪の手を借りる必要があり、そのためにそれぞれのキャラクターに接していく過程が楽しかったです。
また、メニュー画面に「相談」というコマンドがあり、そこからヒントを得られるためプレイしやすかったです。

主人公の台詞はありませんが、優しく好感の持てるという人物という印象を受けました。
各妖怪については日本古来から伝わっているものが元となっていて、それでありながら個性を感じました。
作中で1番好きなキャラクターは主人公に同行してくれる「タマキ」という存在で、台詞に可愛さがあったように思います。

メニュー画面に出てくる主人公のグラフィックが場面によって変わるところや、エンディングに出てくるスチルなども好みでした。

製作者の方のサイトはこちらです。

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想い出のナツハナビ

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢なし・ED1種類・ボイスあり

兄妹が花火をするという内容です。
2人は、彼らの姉について語ります。

はじめは、会話の中に状況を説明する台詞が多く、違和感がありました。
しかし、それには理由があり、真相が明かされた後だと腑に落ちました。

シーンによって絵の作風が異なり、それが効果的な演出となっていたように感じました。
また、他の方の感想に「演劇をみているような」と書かれたものがあり、それに同意できました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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キミニオトドケ

12歳以上推奨・WOLF RPGエディター製・乙女ゲー・ファンタジー・
短編・難易度普通・E6種類・攻略対象6人

村の少女が、幼馴染に忘れ物を届けに行くという内容です。
RPG風のゲームです。

基本的に、イベントが起こる場面では選択肢次第ですぐにそれぞれのルートに突入します。
選択肢はわかりやすいものでした。また、同梱されているテキストファイルにも攻略の仕方が載っていて、優しいと思いました。

メインルートは幼馴染ですが、他のキャラクターにもそれぞれ異なった魅力がありました。特に、幼馴染を除くと最初に登場する彼と最後に登場する彼のルートが好きです。
それでも1番楽しかったのは幼馴染のルートです。作中での旅の過程を含んだ中身となっているため、最後に見ることを推奨します。

グラフィックも可愛くて癒されました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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僕と君は、希う。

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・ED2種類

高校生2人が夜に神社を訪れるという内容です。
条件によって追加される選択肢があります。

メインキャラクターである、「マサト」と「ツバサ」は友人同士です。
読み進めていくと会話の内容が、恋愛関係ではなく「友人関係」だからこそできるものであるように感じました。

立ち絵がなく文章中に容姿の具体的な描写があったことから、ツバサには秘密があるのだろうなと察しました。
しかし、語り手である「マサト」にも秘密があり、そこまでは予想していなかったため驚きました。

この2人の間には、本文では語られていない「何か」がある気がします。その「何か」の正体については、輪郭が掴めずはっきりとはわからないのですが、彼らにとっては大切なものだと思います。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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