残酷描写あり・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・
短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類(真ED1種類)
とある小学校で、いじめをなくすためのビデオの制作が行われるという内容です。
しかし、それがエスカレートし、事件が発生します。
ビデオはあくまでも「いじめをなくすため」という名目で、保護者の許可も得た上で制作されることになりました。
表向きは善意のように見える活動が本当のいじめに発展するという、皮肉の込められたようなストーリーでした。
メインとなるのはビデオの制作を持ちかけた人、いじめっ子役、いじめられっ子役の3人です。
それぞれの思惑や言動、変化していく様子を知ると、いじめの恐ろしさがわかりますが、解決策を見出すことも難しそうだと感じました。
また、作中では多くは語られませんが、いじめっ子役と一緒にビデオに出演することになったクラスメイトたちや彼らの家族などにも、関わった責任があるのではないかと考えました。
この物語では、ビデオの制作から8年後に、メインキャラクターたちがどのような生き方をしているのかも語られます。
当事者が受けた影響は8年経ったくらいではなくならないことが理解できる描写があり、重要なポイントだと思いました。いじめというものは一時の問題ではないということが、いろいろな方へ伝わって欲しいです。
エンディングは、BAD ENDとGOOD ENDの2つです。
[0回]