ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
調律師の息子である高校生が、テストでカンニングをした罰として、学校のピアノの修理を頼まれるという内容です。
タイトルにある「日葵(ひまり)」は、主人公の幼馴染の名前です。
ピアノの調律をする方法が丁寧かつ具体的に描写されていて、初めて知ったことが多くありました。
一応、調律師の人が仕事をしている様子を見たり、『羊と鋼の森』(宮下奈都・文春文庫・2018年)という調律師が主人公の小説を読んだことはあります。しかし、どのような仕事なのか、今まできちんと理解できていなかったことを実感しました。
主人公を始めとする登場人物たちが、ピアノに対して愛を持って接しているようで、好感が持てました。
幼馴染の日葵については、他のメインキャラクターたちと比較して、出番が少なく影が薄いように感じました。
けれども、物語の真相を知ると納得できました。彼女が主人公に与えた影響は大きかったのだろうと考えました。
背景を含めてオリジナルのスチルも、凝っていてすごいと思いました。
製作者の方のサイトは
こちらです。
シリアスな部分はあるものの、登場人物が涙を流す場面が一切ないという表現方法も面白かったです。
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