フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類
7月に入りましたが、雨が続いていて朝寒い日もあり、6月の気分が少し残っています。
そして今回記事に書くのも、雨の多い6月が題材となっている作品です。
外で大雨が降っていた時にプレイしたので、気分としては丁度良かったです。
高校を中退し家出をした少女が、ある青年と出会い、彼を含む3人とアパートで暮らすという内容です。
最近、知らない人と共同生活をする「ルームシェア」という言葉を結構目にします。
このルームシェアについて、この言葉を見るより前から、とあるカルト団体が行っているという理由から、「怖い」、「怪しい」という勝手な思い込みがありました。
しかし、この作品に出てくる人たちの共同生活は、私が思っているものとは異なりました。怖いところはありましたが。
主人公が出会う3人が、悪い人ではないのだろうと感じられて、彼らに対しては安心感がありました。
そして、読み進めていくと、3人の過去が分かります。それぞれが強い想いを持っている気がしました。
実際の世界でも、作中に出てくるような場所を必要とする人はいるように思いました。
救いはありますが、物語が終わった後もまだ、登場人物が生きる上での問題点は出てきそうで、後日彼らがどのようになったかが気になりました。
この作品は、「ふりーむ」で公開されています。