フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・難易度低め・ED5種類
主人公はOLです。駅で取引先へ電話をしようとしたら携帯電話の電源が切れてしまい、公衆電話で連絡を取ろうとするという内容です。
プレイヤーは4つ並んでいる公衆電話のうち、どれを使うかを選ぶことになります。
この作品は、東京駅の八重洲口が舞台となっています。製作されたのが2005年だそうで、舞台となっている東京駅もリニューアル前のものです。
今の東京駅も気になりますが、このゲームが製作された頃の東京駅にも行ってみたかったと思いました。
ストーリーは、選択肢によって結構変わります。
1周目から見られるルートの中では、ending02に向かうルートが特に印象に残りました。スリルがあって、エンディング後の展開も気になりました。
そして、最後に読むことができる5つ目の物語は、人間ドラマを見ているような気分になりました。主人公が少し羨ましくもありました。
私の場合、電話で会話をすることが苦手で人と連絡を取り合うことが少ないというのもあり、公衆電話を使ったことはあまりありません。中学生の頃、何度か親に掛けたくらいです。
しかし、そのような自分でも、公衆電話に残って欲しいと感じる作品でした。
2016年5月19日追記……現在は入手できないようです。