ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・長編・選択肢なし・ED1種類
男子高校生が、幼馴染である双子の姉妹と共に夏休みを過ごすという内容です。
彼らは、あることをきっかけに、黒猫を保護してくれる里親を探すことになります。
メインキャラクターたちは物語を通して、将来の進路や自身の過去と向き合うことになります。
それを読んでいると、状況は違えど、私自身が過去に行ったことを連想しました。
具体的には、就職活動が苦手で現実逃避するために結構ネットを見ていたこと、結果として就職先が決まったのは大学を卒業した後だったこと、未成年の頃にダメだとわからなくて犬にブルボンのプチシリーズのチョコチップクッキーを何個か与えたことなどです。フリーゲームで知りましたが、犬にチョコレートをあげてはいけません。本当に反省をしています。
何故このようなことを書いたかというと、主人公も同じように、悩みを抱えていることによって受験勉強に影響が出ていたり、過去にした行為を反省していたりするからです。悩みの内容は幼馴染とも関連しているため、彼女たちに伝えたいと考えますが、なかなか伝えることができません。
彼の、過去を乗り越えたいと思いながらも迷いが生じて葛藤する様子に、共感を覚えました。
一方で、彼が抱えている秘密を伝えられる側の姉妹にも、それぞれの気持ちがあり、対応することが難しかったのだろうなと感じました。
もしかしたら、この記事を読んで、「読まなければ良かった」と考える人がいるかもしれません。しかし、私は書きたかったから書きました。別々の人間である以上、相手が伝えたいことと相手から知りたいことが一致しなくて、知りたくない情報に触れることもあります。
そのようなすれ違いが起きた場合どのような反応が起こるのか、ヒロイン2人から教わったような気がしました。
そして、3人が最終的にどのような決断をするのかということにも、興味を持ちました。
青を基調としたイラストも、目を惹きました。
製作者の方のサイトは
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