フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
15禁・一部残酷描写あり・LiveMaker製・ギャルゲー・現代学園もの・
長編・難易度高め・ED複数・攻略対象4人
このゲームにはフリー版とシェア版があります。シェア版も購入はしましたが、まだ全てのシナリオを見ていないことと、フリー版でもベストエンドを見られることから、フリー版についての感想を書きます。
ちなみに、シェア版のフリー版と異なる点は、エンディングリストやおまけシナリオなどがある点です。
高校2年の主人公が女の子との出会ったり交流したりする物語です。それだけなら普通ですが、このゲームには大きな特徴があります。
個別ルートに入るまでは平凡でほのぼのとした日常描写が描かれています。しかし、個別ルートに入ると急激にシリアスになり、場合によっては大事件が起きます。
それぞれのヒロインの周囲の人間が冷たいことが多く、プレイしていて辛い気分になることもあります。
ただその代わりに、バッドエンドを乗り越えて主人公がヒロインを救うシーンが見られると安心できて、かなり嬉しかったです。
また、選択肢とエンディングの数が多いことも特徴です。エンディングは40種類以上あります。
ルートによってキャラに対する印象が変わることがあります。特に、メインヒロインの小道朝ルートです。
ある選択肢を選んだ時、主人公の友人の台詞が酷いと思いました。しかし、その直後に別の選択肢を選ぶと、言動にはきちんと事情があったと分かって、結局は好感が持てました。
ヒロインとしてはクラス委員長の沢田真由が好きです。自分に正直で、日々の生活で一生懸命頑張っているというように感じました。
けれども、エンディングは小道朝のベストエンドが最も好きです。メインキャラが主人公とヒロインの人間関係に深く関わっていて、タイトルに合っていると思いました。
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