忍者ブログ

お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

許さないけど、殴らない

Suika2製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

いじめられっ子の少年が、元いじめられっ子のボクシング選手に会いに行くという内容です。
立ち絵だけでなく、BGMも自作だそうです。

いじめられている渦中にいる場合、それを誰かに伝えるには勇気が必要です。特に、インターネット上で「いじめられています」と書くことはできてもリアルで声を上げることはできなかったり、親には知られたくなかったりすることは、確実にあります(経験上、「確実にある」と知っています)。
作中でもそのような描写があり、生々しさを感じました。そして、そのような中でも行動を起こした主人公はすごいと思いました。

ボクシング選手の藤岡さんの台詞は、製作者の方が伝えたいことでもあるのだろうなと考えました。
同意できる部分が結構あったため、この作品の感想をここに載せることにに決めました。

また、今まで個人的に、「いじめに遭ったからこそ人に優しくなれる」という言葉に対して違和感を持っていたのですが、その理由の1つは、「いじめる側の目的は相手に優しくなってもらうことではない」からだったことに気付きました。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

拍手[0回]

PR

『あのゲーム』がやりたーーい!!!!

Suika2製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・ED1種類

主人公が、昔遊んだゲームをプレイしたいと考え、探すという内容です。
しかし、彼はそのゲームがどのような内容だったのか覚えていません。

タイトルがわからないゲームがある場合、ストーリーやキャラクター、どのような場面があったのかなどをインターネット上の質問サイトなどに書いて質問をすれば、知っている人が答えを書いて判明する可能性があります(※判明しない場合もあります)。
けれども、主人公にはゲームの中身に関する記憶がほぼないため、見つけるまでに難航しそうだと感じました。

ゲーム探しには、幼馴染が協力してくれます。
彼女との会話がゆるくて安心感があり、面白かったです。
選択肢は全て見なくてもエンディングに辿り着けますが、全て回収した方が楽しいと思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

拍手[0回]

3匹の子ぶたと迷える子おおかみ

一部性的表現あり・Ren'Py製・ノベル・ファンタジー・短編・
選択肢あり・難易度低め・ED3種類

おおかみが3匹の子ぶたの元へ、浄水器を売りつけに行くという内容です。
設定で、日本語でプレイするか英語でプレイするかを選ぶことができます。
性的表現はごく一部で軽めです。

説明書には、作品の概要だけでなく、浄水器の資料のようなものも載っています。
そのため、ゲームを起動する前から面白いと感じました。

主人公が天然で、どんな台詞が出てくるのか予想が付きませんでした。
どのルートもコメディ要素を楽しめましたが、特に好みだったのはウッドというキャラクターのルートです。
英語が理解できる方であれば、日本語の文章と比較しながらプレイすることができそうだと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。

拍手[0回]

幸を運ぶ怪物

15歳以上推奨・残酷表現あり・ティラノスクリプト製・ホラーノベル・
現代日本もの・中編・選択肢あり・真ED1種類

ボランティアで様々な人の相談を受けている、1人の女性の記録を見るという内容です。
本編とおまけで構成されています。プレイ時間は、紹介ページに記載されていたものの倍以上掛かりました。

本編は、ある程度読み進めると、休憩をするかどうか、選択肢で尋ねられます。「休憩をする」を選ぶと画面が閉じ、本当に休憩をすることになるところに、新しさを感じました。
おまけは、同梱されている攻略テキストが必須でした。

注意書きにも出てきますが、この作品の一部はノンフィクションです。
はっきりとは明示されませんが、「この場面は当てはまりそう」と予想できる場面はいくつかありました。また、私自身の経験や思想と重なる部分もあり、「この部分を他の人にも読んで欲しい」と感じた箇所が、おまけを含めて複数ありました。

この物語には、人助けをされる側、人助けをする側の双方の視点の描写があります。
どちらにもいえることですが、一時的に助かっても、その後別の問題が起きる可能性があります。場合によっては、状況が悪化することもあります。
そのようなとき、助けられる立場なら「あのときあんな助けられ方をされなかったらこんな目に遭わなかったのに」、助ける立場なら「余計な手出しをしなかった方が良かったかもしれない」と考えてしまうことが、私にはよくあります。
こういった発想をする人間がいるということを、主人公は把握していそうでした。

世の中には、助けを求めている人がたくさんいます。しかし、どのような人でも、全員を助けることはできません。
そして、「助けたい人がいるのに助けられない。誰か助けて欲しい」と求めても、なかなか届かないし、そのような人を助けることは難しい気がします。
このような現状を打破する方法は何か知りたいと、プレイしながら思いました。

結末は、これしかなかったのだろうと感じました。
長くなったためこれ以上は控えますが、他にも書きたいことがたくさんある作品でした。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

拍手[0回]

カボチャ王子とおかしな魔法使い

RPGツクールVX Ace製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

魔法で頭がカボチャになってしまった王子が、元の姿に戻るために魔法使いと旅に出るという内容です。
2人は、道中で訪れた町でスイーツ大会に参加することになります。

プロローグでは、長めの文章が出てきます。
しかし、ところどころに笑える部分があり、飽きずに進めることができました。

ゲームの目的は、材料を集めてお菓子を作ることです。作ったお菓子のうち、何を大会に出すかによって、エンディングが分岐します。
材料を集めるために行う町の人たちとの会話や、お菓子の試食シーンなどが面白かったです。
途中から気付いたのですが、お菓子のグラフィックはオリジナルのようで、可愛かったです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

拍手[0回]

Page:
Top:
お気に入りと自由帳

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 3
6 8 9 10 11 12
13 14 16 17 18
20 21 22 24 25 26
27 29 30

リンク

カテゴリー

最新コメント

[04/21 Dreal広報担当]
[04/21 Dreal広報担当]
[02/14 なんこつ]
[02/14 なんこつ]
[02/03 たぬき]

最新記事

プロフィール

HN:
須戸
性別:
女性
自己紹介:
現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

アクセス解析

Designed by 0x85ab.