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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

残暑見舞い

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし

結婚と夏がテーマとなっている物語が、6本収録されている短編集です。
タイトル画面から、どの物語を読むか選ぶことが可能です。

タイトル画面はご祝儀袋を連想させるデザインとなっています。凝っていてすごいと思いました。
本編で背景として使用されていた写真には、涼しげな印象を受けるものが多かったです。

1つのテーマで、雰囲気の異なる様々な物語に触れることができた点が面白かったです。
一方で、どの物語も、読み終えた後に不思議な感覚が残るという共通点があったように感じました。

特に好みだったものは、「独り身」と、「風鈴」です。
前者は、「独身の葬式をする」という発想に驚きました。綺麗事ばかりではないことを知っている主人公にも感情移入しやすかったです。後者は、悲しい状況に見えるものが明るく前向きに描写されていて、読んでいて気持ちが良かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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ロボ娘とラブラブデート

ティラノビルダー製・ノベル・現代・SF・短編・選択肢あり・ED1種類+α

SF小説家の男性が、雑誌の企画でロボット彼女とデートをすることになるという内容です。
結末は1つですが、選択肢によって途中の展開が変わります。

選択肢は3ヵ所あり、どこへ行くか決めるものとなっています。
相手がロボットだからこそ見られる反応が多く、新鮮でした。私だったら自らは行かないスポットですが、カラオケ→ラーメン→海の順番で選んだときが、特に面白いと感じました。

個人的には、ロボットと人間が恋愛しても構わないと考えています。
しかし、人間は人間同士で恋愛をするべきだという意見を持っている人も世の中にはいるので、議論になった場合、どのように伝えたら分かり合えるのだろうかと考えるようなストーリーでした。
おまけも含めて、機械と人間が上手く共存していけたら良いなと思いました(なお、この作品の注意事項には、「登場人物の思想は作者の思想とは必ずしも一致しません」とあります。これは念頭に置いておいた方が良いと感じました)。

製作者の方は、これまでの作品ではオリジナルのイラストを使用されていました。
しかしこの作品では、イラストにAIが使用されていて、コンセプトに合わせているところに好感が持てました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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世界一彼女の近くで

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

主人公が1人の女性を、近くで見守るという内容です。
ある日、女性は同じ会社の男性とデートをすることになります。主人公は、それについて行きます。

初めて紹介ページのあらすじを見たときは、以前、似たストーリーのノベルに触れたことがある気がすると考えました。
しかし、文字の表示速度を変更するときに出てくるメッセージを読んで、異なることに気付きました。

真相へと繋がるヒントが、ストーリーと立ち絵の両方にあった点が好みでした。
答えを知っていると、主人公の方が恋人より「彼女の近く」にいるのは当然だと思いました。

作中では、「彼女を守る」という言葉が出てきます。
それについて、「守る」ではなく、正確には「守って(ネタバレになるため伏字)」という表現が出てきて、納得しました。

2周目以降に見られるちょっとした演出の変化や、おまけも面白かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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マリオネット・パラシュート

15禁・残酷表現あり・ティラノスクリプト製・ノベル・女性向け・
ホラー要素あり・近未来・SF・中編・選択肢あり・難易度普通・ED4種類

女子大学生が夏休みに、宇宙研究所でアルバイトをするという内容です。
彼女はそこで、宇宙人の声が聞こえると発言する研究員と出会います。

紹介文によるとこの作品のジャンルは、「恋愛も出来るコズミックサイコホラーゲーム」だそうです。
プレイしてみると恋愛要素が強かったように感じましたが、SFならではの、宇宙に対するロマンと怖さが組み合わさった描写も楽しめました。

1周目では、ED3に辿り着きました。終盤で唐突に雰囲気が変わったため、驚きました。
その後にエンディングを回収するためのヒントが表示されたのですが、間違えて読み飛ばしてしまいました。その結果、なかなかED4が見られなかったので、注意深く読んでいたら良かったです。

特に好みだったのはED1です。
風変わりと捉える人もいるかもしれませんが、プラトニックな関係性に惹かれました。

作中では、とある有名なSF小説のネタバレがあります。
気になっているものなので、機会があれば読んでみたいです。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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リトル・マーメイド

アニメ映画・ファンタジー

アンデルセン童話の「人魚姫」が元となっているディズニー映画です。私が見たのはアニメ版の方です。
映画の視聴方法としては間違っているかもしれませんが、「金曜ロードショー」で放送されたものを、見られる時間があるときに少しずつ見ました。

元々どこかで(多分学校の先生から)聞いていたのでネタバレをしますが、ディズニー映画は大体、夢を壊さないためハッピーエンドになっているらしいです。この作品もそれに当てはまります。
そのため、原作とは異なる場面がいくつかあります。展開が大きく違っても、受け入れることのできる面白さがありました。

主人公のアリエルには、無謀だと感じる部分はあるものの、勇気や行動力があるように思いました。障害があっても乗り越えられるところが、羨ましいです。
自由な生き方を手に入れるためには、彼女くらい本気になることが必要なのかもしれないと考えました。

作中で流れる音楽も楽しかったです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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