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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

ラブレジェンド

RPGツクール2000製・RPG・コメディ・中編・難易度普通・ED1種類

ゲーム登録サイトでこのゲームの説明文を見た時、好きな女の子を一人選んでその子を口説こうとする内容なのかなと思っていました。しかし、実際プレイするとハーレムを目指すという内容だったので最初は戸惑いました。それでも、やっているうちに展開が気になりました。

難易度は前半は簡単ですが後半は難しくなり、1回ゲームオーバーになりました。ただ、その後どうすれば先に進めるか分かったのでクリアできました。

今の日本では複数の異性と付き合うことはおかしいとされています。それなのに、ヒロインの台詞や本の内容を読むと、主人公が良いことをしているのではないかという気になってしまいました。

最終戦闘はヒロイン達が主人公のことを大切にしていることが伝わって良いなと思いました。
EDはあまりにもインパクトがあるため、好き嫌いが分かれると思います。始めは驚きましたが、終わるとじわじわと笑いが込み上げてきました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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九道峠の怪談

Yuuki! novel製・ホラーノベル・現代日本もの・選択肢あり・中編・難易度低め・ED9種類

夜景が綺麗だけど幽霊が出ると言われる「九道峠」にドライブに行った主人公が、選択肢によって様々なことに巻き込まれる物語です。

マルチエンディングのゲームだと大抵、どのエンディングが一番好きとかがあるのですが、この作品はどのエンディングも優劣つけがたいです。交通事故の怖さや幽霊の怖さを思い浮かべることができたので、主人公にハッピーエンドを迎えて欲しいと思いました。エンディングによってはグッドエンドになるかと思ったらバッドエンドだったというパターンもあり、明るいシーンがあった分怖かったです。
ただ、インパクトがあったのはエンディング7と8です。ホラーとして予想外の展開でした。

幽霊の女性が登場しますが、彼女の性格が、「幽霊」という設定のキャラではあまり見たことがないタイプだったことも、個人的には楽しめました。私があまり知らないだけかもしれませんが。
夜景の写真も綺麗でした。

2周目以降をプレイする場合、1周目と同じセーブデータを使用することを推奨します

制作者の方のサイトはこちらです。
「CREATE」という項目に詳細が載っています。

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ずるずるさん

RPGツクール2000製・ホラーADV・現代学園もの・短編・難易度普通・ED3種類

小学生の男の子が女の子と夜学校に忍び込み、「ずるずるさん」という妖怪の正体を確かめようとする内容です。追いかけてくる「ずるずるさん」から逃げるゲームです。

バッドエンドになった時にヒントが見られるので、ハッピーエンドを見るのは難しくはないと思います。ただ、1週目からハッピーエンドを見ることはできませんでした。

追いかけてくるずるずるさんから逃げるのは難しいところもあって、何度か捕まりました。
最初は何かあるのではないかと教室の机を一つ一つ調べましたが、そこまでする必要はなかったようです。

このゲームの良いところの一つは、メインの二人の関係だと思います。台詞が小学生らしくて見ていて楽しかったです。

また、「ずるずるさん」の正体が分かる真エンドが、ものすごく好みの展開でした。あのような存在の怖さが描かれていて満足しました。
ランダムで起こる仕掛けがいくつかあるようですが、全部は見つけられてません。

制作者の方のサイトはこちらです。

2015年9月7日追記……現在はリメイク版が公開されています。こちらはWOLF RPGエディター製で、エンディングは1種類です。
ずるずるさんの正体が変わって、そこは少し残念に思いましたが、ある条件を満たすことによって起こる学校の変化が面白かったです。

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風雲相討学園フラット

NScripter製・ギャルゲー・現代学園もの・中編・難易度普通・ED複数・主人公名前変更可

男子高校生が転校先の学園で、個性的な女の子達と出会うという内容です。

正直、最初は会話文の」の前に。があるのが気になりました。しかし、ゲームを進めるにつれてストーリーやキャラの方が気になり、どうでも良くなりました。

このゲームの特徴は「たたみかけモード」という会話システムです。ヒロインの主人公に対する好感度が分かるので、好感度が上がったり下がったりする度に一喜一憂しました。どの選択肢を選ぶかによって次の選択肢が変わるのが楽しくて、実際に会話をしているような気分になれました。
ヒロインが全員主人公と初対面の状態から始まるというのも好みです。

スチルの多さや、攻略したヒロインがタイトル画面に出てくるという仕掛けもすごいと思いました。
1週目は黒岩葵を攻略しようとして失敗してバッドエンドになりました。攻略が簡単そうなヒロインを選ぼうとして別のヒロインのルートに入りました。

個人的に簡単だったのは宮本キンバリー、難しかったのは辻斬とすと黒岩葵です。ルートを選ぶ段階では笹原瑠以外は難しいかもしれません。笹原瑠と黒岩葵の好感度を同時に上げるルートが好きです。

全キャラ攻略した後に出てくるシナリオは本編のイメージが少し変わりました。本編で分からなかった点が明らかにされたのは良かったですが、1番難しかったです。このシナリオを見た後に本編をプレイすると、それまで出てこなかったイベントも少し出てきて、手の込んだ作りだと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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NHKにようこそ!

滝本竜彦・角川文庫・2005年

本屋でタイトルを初めて見たとき、NHKの仕事について書かれたものなのかなと思っていました。しかし、本を手に取って裏表紙のあらすじを読んでみると、全然違い、声を出して笑いそうになりました。本屋の中で笑うのは恥ずかしいので、買って帰って読みました。

主人公は自分のことを「ひきこもり」と言っていますが、結構外に出ているのでひきこもりというよりはニートに近いのではないかと思いました。けれども、「ひきこもり」という設定だからこそこのタイトルがあるので仕方ないと思いました。ホンの少しだけですが、NHKのアニメについて語られていたのも面白かったです。

前半は面白くて笑っていました。けれども、途中からシリアスな話になり、その内容が理解できるものだったため、途中で少し泣きました。小説で泣いたのはこれだけです。
文体は真面目な小説が好きな人には合わないかもしれません。ただ、私にとっては、あまり考える必要がなくて楽に読めるものでした。

ヒロインの岬が特に印象に残りました。この本を読む少し前に宗教の勧誘を受けたので(相手は「宗教じゃないよ」と言っていましたが)、彼女の言葉や経験してきたことに共感できることがいくつかありました。

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