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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

PIERROT+

RPGツクール2000製・RPG・ファンタジー・長編・難易度普通・ED3種類

人形使いである主人公がサーカス団に入り、そこで行われている「ピエロゲーム」というものに巻き込まれるという内容です。「ピエロゲーム」についてはゲームの序盤で説明がありますが、残酷なものです。そのため、一部グロテスクなシーンがあり、物語自体も悲しい内容です。

この作品で特に好きなポイントは、登場人物の描写です。主人公の仲間になるキャラ、敵キャラの両方に謎があり、ストーリーが進むと彼らがどのような人生を送ってきたのか詳しく分かるところが良かったです。
また、実際にはなさそうな内容ですが、少し怖い雰囲気が、私が初めて見たサーカスを思い出すようなもので引き込まれました。BGMがゲームと合っていて好きです。

このゲームには、風船を割るとたまにアイテムが出てくるという要素があります。場所によっては出てこないこともありますが、何が出てくるか気になって楽しめました。
しかし、風船を割った時に毒を受けてステータスに影響することもあります。場所を覚えていたら風船を割らなければ問題ありませんが、初めてプレイする際はアイテムを購入しておく必要があります。
また、ストーリーを進めるために、インターネットの掲示板でやり取りをするという要素もあります。掲示板に書き込む質問を選択肢から選び、返ってきた答えを読むことが面白かったです。

レベル上げに苦労しなかった点や、2週目引き継ぎ要素もあった点が便利でした。
エンディングを見るくらいなら詰まることはほとんどないと思います。しかし、イベントを隅々まで見るには時間が掛かるかもしれません。

制作者の方のサイトはこちらです。

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犯人はまだ寮の中にいる!

吉里吉里製・推理ノベル・現代日本もの・選択肢あり・中編・難易度高い・ED6種類(真ED1種類)

仙台D高専という学校の学生寮で起こった密室殺人の謎を解くという内容です。

OP映像や時刻が表示されるシーンにミステリーらしい雰囲気が出ていて好きです。
背景に実在する寮の写真が使われていた点も、舞台となっている場所がどのようなところなのか把握しやすくて良かったです。

エンディングは大きく分けて、主人公が犯人を当てるノーマルエンド・ベストエンドと、主人公が犯人を当てることに失敗するバッドエンドがあります。といっても、真犯人が分かるのはベストエンドのみです。
ノーマルエンドは、バッドエンドにヒントがあり、それを参考にして見ることができました。しかし、ベストエンドはかなり難しく、見るのが大変でした。

ゲームと同梱されているテキストにヒントがありますが、それでもなかなか分かりませんでした。その代わり、正解である選択肢を選べた時は結構嬉しかったです。自分の場合は、現場の調査をするという段階で選択肢を間違えていました。
また、ベストエンドに繋がる選択肢を選んだ後履歴を読み直してみると、「この登場人物こんな行動をしてたんだ」と思う文章がありました。登場人物の行動をメモしながらプレイするタイプの人なら選択肢を選ぶ前に気付くかもしれません。

事件の真相を探るという要素だけでなく、知り合い同士で疑い合ったり犯人の動機を知ったりするシーンの描写も好みでした。学生寮という舞台設定が生かされているようで面白いと思いました。

この作品には立ち絵はありません。けれども、プロローグに出てくる結城や主人公の相部屋である英田という登場人物に、個人的に格好良いと感じた場面がありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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僕の歪んだ35日

15歳以上推奨・一部流血表現あり・LiveMaker製・乙女ゲー・
現代日本もの・中編・難易度普通・ED3種類

主人公が監禁され、見覚えのない男性と35日間一緒に過ごすという内容です。

監禁されているとはいえ、主人公が特別に酷いことをされることは少なかったです。部屋にシャワーやトイレがあったり彼に服を買ってもらったりと、優しくされているのではないかと感じてしまいました。
だからといって、主人公が好きだから部屋に連れてきたという訳でもなさそうでした。
彼が何故主人公を監禁したのかが気になり、最後まで読み進めたいと思いながらプレイしました。

このゲームにはバッドエンドが2つ、ハッピーエンドが1つあります。
1週目は、好感度のことを考えずに自分の考えに近い選択肢を選んでみました。バッドエンドであるEND2になりました。
選択肢を選んだ後に攻略対象の表情が少し変化するので、好感度が上がったか下がったかが分かりやすかったです。

彼が主人公を監禁した理由は、ハッピーエンドでのみ分かります。共感や同情はしませんが、納得できて、犯罪者とはいえども彼を嫌いにはなれませんでした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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きみにファーストエイド

LiveMaker製・ノベル・ボーイズ・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

主人公が、転校してきた学園の寮で起こる出来事に巻き込まれるお話です。

ゲームの説明文を見た時は、男子学生による爽やかな友情ものだと予想していました。しかし実際は、友情も描かれてはいるものの、予想外の展開の連続でした。
キャラ全員にどこか変わっているところがあって、印象に残りました。

スチルでは、同級生のオサムくんが格好良いと思いました。性格は、主人公と寮の部屋が同じである芦屋が、面白くてすごいところもあって好きです。

1作目の「きみにファーストエイド」はコメディ要素が強いです。
一方、続編の「きみにファーストエイド2」は、ギャグもありますが、基本的にはシリアスです。あるキャラに対する印象が、前半と後半でかなり変わりました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在は、サイトがなくなっているようです。

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2012年夏アニメ&秋アニメ

今年の夏に放送されたアニメの中で面白いと思ったものと、今月放送開始されたアニメの中で序盤を見て気になったものについての感想を書きます。

まず、前期アニメについてです。

「じょしらく」
落語が題材になっているという情報を見て気になりました。実際は落語に関するネタは少なかったですが、それでも面白かったです。
毎回、メインキャラが東京の何処かに行くという話が挟まれていて、興味深かったです。キャラの服装が毎回変わるところも楽しかったです。
また、風刺が多かった点も好きです。特に第10話のAパートでは、言って欲しかったことを言ってくれました。

「超訳百人一首 うた恋い。」
タイトルから分かる通り、百人一首を題材にした内容です。
歌が詠まれた背景がわかりやすく描写されていて、「こういう意味だったんだ」と思うことが度々ありました。覚えるのにはまだ時間がかかりそうですが。
印象に残ったのは、「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ」という和歌です。良いなと思った和歌は他にあったのですが、この歌の意味を知った途端頭の中から抜けてしまいました。

次に今月開始されたアニメについてです。原作を知っている作品がないので、その立場からの感想です。
長くなったため、「続きはこちら」以降に書いています。
もしかしたら、それぞれのアニメを見た人にしか意味が分からない文章になっているかもしれません。

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続きはこちら

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