フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
15歳未満禁止・LiveMaker製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ボイスあり
3作品のホラーノベルが入っている短編集です。
読む順番は自分で選べます。イラストにインパクトがありました。
3作品全てに共通しているのは、語り手がいて、彼女たちが体験したことについて話すのをプレイヤーが聞くという形になっている点です。分かりやすくて情景が想像しやすかったです。
このノベルに出てくる物語の中で最も好きなものは、「これ、あげる」です。
語り手と従妹の関係、親との関係が興味を惹かれるものでした。また、話に出てくる人形のイラストが可愛かったです。
そして、その2つが怪奇現象に繋がった場面で、このノベルゲームの中では1番怖い話なのではないかと思いました。
人と怪奇現象の怖さが同じくらいという、私にとっては珍しい内容でした。
他に「運命の鏡」というお話があります。こちらはホラーではありますが、感動系の話にまとまっているように感じました。
この作品は、「Vector」で公開されています。
ビーズキットという、ワイヤーにビーズを通すことによってできる小物を作りました。
数ヶ月前に1度作ってみようとしたことはありました。しかし、そのときは、ビーズの種類が多くて難しいと思い、途中で断念しました。
それでもやはり完成させてみたくて、今回はパッケージに書いてある難易度が1番低いものを選びました。
以前買ったものは300円くらいしましたが、今回は100円ショップで買いました。
ビーズの種類が少なく、同じ色で違う大きさのビーズがなかったため分かりやすかったです。
完成するまでに2時間くらいかかりました。ワイヤーが長くて絡まらないようにするのが大変で、疲れました。けれども、完成したときの達成感はありました。
ペンギンのストラップです。中に鈴が入っています。
RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類
村長にさらわれた村の女の人達を、主人公とその友人が助けようとするという内容です。
このゲームで最も楽しかったのはアイテム集めです。人と会話したりものを調べたりすることによって、たくさん入手できます。中には数回人に話しかけることによってもらえるアイテムもあり、探索することが面白かったです。
また、一部のものを調べたときに見られる会話から、メインパーティである主人公達3人の仲の良さが感じられました。
戦闘は装備アイテムを集め、技の属性の相性を把握していればレベル上げはあまり必要ありませんでした。
このゲームで苦戦したのは絵合わせパズルです。パズルが解けなくてもクリアはできます。けれども、パズルのイラストが可愛かったです。
女性がさらわれたという導入ではありますが、全体的には明るい雰囲気でした。
このゲームは、「ふりーむ」で公開されています。
残酷描写あり・Nscripter製・ノベル・現代学園もの・選択肢あり・短編・難易度普通・ED2種類
タイトルは「かたる」と読むそうです。このゲームで初めて知りました。
いじめられている主人公がある少年と出会い、友達になるという内容です。
初プレイ時はバッドエンドを見ました。その時のいじめの描写が予想より過激で、誰か主人公を助けて欲しいと思いました。
主人公が少年と出会ってからは、少しは希望があるかなと考えながら読み進めました。
こういう時に心の支えになるような人がいると辛い状況でも頑張れる場合もあるかもしれません。
ハッピーエンドがありますが、バッドエンドと捉える方も多そうな結末です。
しかし、作中に出てくる周囲の状況から考えると、主人公がいじめから抜け出すために、そのような結末を迎えることを選ぶのが分かるような気がしました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
RPGツクール2003製・オカルトミステリーADV・現代日本もの・中編・難易度普通・ED複数(真ED1種類)
「都市探求会」という大学サークルに入ることになった主人公が様々な事件に巻き込まれる物語です。
メインキャラクターが個性的で楽しめました。特に都市探求会の部長が強くて格好良かったです。
また、主人公は人とあまり話さないというタイプですが、その設定がゲームの事件を調査するパートと関連していて面白かったです。
序盤に出てくる事件では、幽霊も話に関わっています。事件の真相は予想できませんでしたが、個人的に好きな要素がありました。
中盤以降はオカルト要素は少なくなります。人間関係について描かれていて、似たようなことが実際に起こったら怖いなと思いました。
このゲームでは、NORMAL ENDを見た後にTRUE ENDを見ることになります。NORMAL ENDとTRUE ENDで、あるキャラに対する印象がかなり変わりました。
TRUE ENDの方が、事件の真相が分かった時キャラに共感できて好みでした。
制作者の方のサイトはこちらです。