フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
PGツクールVX製・RPG・ファンタジー・中編・難易度普通・ED2種類
女の子6人組が、空からばにらあいすが降ってきたという街に行ってみるという内容です。
キャラクターの会話を見るのが楽しかったです。イベント時や戦闘中の他に、アイテムの説明画面やモンスター図鑑の説明でも見られたところが好きです。
設定画面で会話のON:OFを変えられる機能も面白いと思いました。
マップはシンプルでメインの6人と敵以外のキャラはほとんど出てきません。その点には少々物足りなさを感じましたが、その分パーティメンバーの会話が多かったです。
また、このゲームは6人全員が同時に戦闘に出ます。誰をパーティに入れるか悩まなくて良いところが、個人的に便利さを感じました。
ばにらあいすが降るという事件は出てくるものの、可愛くてほのぼのした雰囲気のゲームでした。
制作者の方のサイトはこちらです。
LiveMaker製・ホラー風ノベル・現代日本もの・短編・ED1種類
学生である主人公が、喫茶店で相席になった男性の話を聞くという内容です。数分で終わります。
男性がどのような人物であるのか、何故主人公に話をしたのか、予想しながら読むのが楽しかったです。
オチは想像できましたが、じわじわとした(という書き方はおかしいかもしれませんが)タイプの恐怖を感じました。
エピローグ後、どうなったのかが気になりました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
Yuuki! novel製・ノベル・洋風・恋愛もの・中編・選択肢なし・ED1種類
イタリアのフィレンツェが舞台です。白い靴を磨いたという靴磨き屋に関する昔話を主人公が聞くという内容です。
実写背景と詳しい描写が、フィレンツェがどのような場所なのか知ることに役立ちました。
この作品のメインは、靴磨き屋とある女性のデートシーンだと思います。二人はイタリアにある美術品を見てまわります。
美術品を生で見たらすごいのだろうなと感じるような文章でした。
中学の頃、私は美術が苦手でしたが、それでも興味を持てる内容でした。正直、ダビデ像がイタリアにあるということもこの作品で覚えました。
全体的に、綺麗な大人の物語という印象でした。
この作品は、「Vector」で公開されています。
百合要素有り・RPGツクール2000製・RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED1種類
兄が作ったゲームに対して弟がツッコむという内容です。プレイヤーは、兄が作ったゲームをプレイすることによってストーリーを進めます。
私では気付かなかったことにも弟がツッコミを入れていて、言われてみれば弟の言う通りだと思うような場面もありました。
このゲームで最も好きなポイントは伏線の回収の仕方です。
最初は、百合ゲーではなく別の何かではないのかと考えていました。しかし、ラストではどう見ても百合だと思うようになりました。
中盤、いくつか疑問点が出てきました。それがラストで一気に分かり、心地良かったです。
何回か出てくる、お弁当を食べるシーンが好きです。
難しいミニゲームのスキップやラスボス前で一部ワープができるなど、便利なシステムもありました。
このゲームは、こちらのサイトのNo.49からダウンロードできます。
2017年4月19日追記……現在は、企画サイトがなくなっているためダウンロードできなくなっているようです。