フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
残酷描写あり・Nscripter製・ノベル・現代日本もの・選択肢なし
短編の作品が10本、長編が1本入ったノベルです。立ち絵はありません。
短編は、全体的にブラックユーモアのようなものでした。登場人物の言葉遣いが特徴的で、面白いというより怖いという印象が強かったです。
背景も変わっていて(この作品の場合背景という表現で合っているのか分かりませんが)、一部難しい内容だと感じたものもありました。
そして長編ですが、この1本だけでも読んで良かったと思いました。
周囲からいろいろと酷い目に遭わされている少女を、もう1人の少女が助けようとするという内容だったと思います。
というのも、3年くらい前にプレイして印象に残ったノベルですが、最初から最後まで鬱展開だったため読み返す勇気がなく、記憶が曖昧な部分があります。
しかし、読んでいる間は夢中になっていたため、好きな作品の1つになりました。
少女が救われるシーンまでは読むのをやめられないと考えながら夜中にプレイしていました。
そして、気がつけば夜が明けていました。朝の4時頃には、少女に対する人々の残忍さに泣いていた記憶があります。
今までにプレイしたフリーゲームの数は結構ありますが、感動したり泣きたいと感じたものはあっても、実際に泣いたのはこの1本だけだと思います(2013年5月時点での話です)。
この作品は、「Vector」で公開されています。
2021年8月14日追記……現在は公開停止されているようです。
RPGツクール2000製・ホラー風RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED1種類
主人公たちがテーマパークのアルバイトをしに来たつもりが大変な事態に巻き込まれていたという内容です。
序盤から、「アルバイト」の怪しさが伝わってきて面白さを感じました。
パーティメンバーはレベル上げではなく、アイテムを使い武器を強化することによって強くなります。
プレイする前はこのシステムが難しそうと思っていましたが、実際にプレイしてみるとわかりやすかったです。
ゲームを進めていくと、パーティメンバー3人の共通点や、このゲームの舞台となっている場所の秘密などが分かります。
プレイしている間、何度も心の中で「ああ」と言っていました。「ああ」が納得なのか驚愕なのか自分でも分かりませんが。
好きなキャラはタクミという金髪の青年です。
彼は序盤に意外な台詞を言っていました。後半、その理由が分かるシーンがあり、主人公より目立っているように見えました。
また、このゲームで個人的に最も魅力的だった点は、ラスボスの設定です。
実際に似たような生き方をして、似たような考えを持っている人はいるかもしれません。けれども、創作物の悪役として登場することは珍しいのではないかなと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
アニメ・短編・全4話
埼玉県による、埼玉県の観光のPRのためのアニメです。
春夏秋冬がテーマになっていて、それぞれの話にその季節に咲く花が出てきます。
ストーリーもそれぞれにあります。けれども、ストーリー以上に、アニメに出てくる埼玉の観光地を見ることが楽しかったです。
エンディングが流れた後に観光地への行き方が紹介されるので(ちなみに、この部分はアニメではありません)、行ってみたいという気になりました。行けたとしても何十年先になるかわかりませんが。
たまにはこういうタイプのものを視聴するのも良いかなと思いました。
4つの物語の中では個人的には、「櫻のおもいで」が1番好きです。
このアニメは、「埼玉県公式観光サイト ちょこたび埼玉」というサイトから見ることができます。