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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

コドモのコドモ

邦画・現代・122分

小学生の女の子が、性に関する知識がないまま友達と「くっつけっこ」という遊びをしたら、妊娠してしまったという内容です。
原作となっている漫画もあるようですが、読んだことがないため、ここで書くのは映画のみの感想です。

正直、不満な点も一部ありますが、こういう題材の作品は必要だと思いました。

この作品の好きなところは、性教育のあり方に対して問題提起がされていることです。
反感を持つ方もいるかもしれませんが、私個人は、「子どもはどうしたら産まれるのか」ということについて、義務教育で正しく教えた方が良いという意見を持っています。

というのも、小学生の頃、授業であるビデオを見て、街で異性と偶然ぶつかっただけでも妊娠すると勘違いしていたからです。今はそういう訳ではないとは分かりました。しかし、今でも妊娠について情報を集めようとしても、事実とそうでないものの区別がつかないことがあります。
それとは多少異なりますが、この映画の場合は、性知識がないことが原因で起こる、取り返しのつかない問題もあることを教えてくれます。

主人公は子どもが産まれる方法を、「くっつけっこ」という遊びをした日より後に知ることになります。
それからの主人公の心情や、授業で教えた教師と児童の保護者との対立が興味深かったです。





ただ、納得のいかない点もあります。それは、この映画がハッピーエンドで終わったことです。
ラストでは、楽しく生活している家族の描写があります。
しかし、産まれた子の戸籍はどうしたのだろうか、子どもが大きくなった時どう説明するのだろうかなど、いくつか疑問が残りました。

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