フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
アニメ映画・ホラー・現代学園もの
同じタイトルの作品はいくつかありますが、私が知っているのはアニメ映画のもののみです。
そのため、ここで書くのもアニメ映画についての感想です。
小さい頃、映画館に行って見た記憶があります。
この映画は、別の映画と同時上映でした。そして、当時はこちらの方が印象に残りました。
ストーリーは、小学生の仲良し数人が、学校で噂となっている「トイレの花子さん」に出会うというものです。
子ども向けということもあり、ホラーとはいっても怖さはあまりありません。基本的には明るい雰囲気でした。
映画を見た後の感想は、「花子さんは可愛くて良い人」というものでした。
この作品に出てくる「花子さん」は、皆を守ってくれる存在であったので、一度会ってみたいと思いました。
また、花子さんに出会う前から、花子さんは怖いものではなくて優しい人だと信じている女の子が登場します。
当時は、彼女のことを好きなキャラだと考えて見ていました。
RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代日本もの・短編・難易度低め・ED2種類
噂となっている「ひとりいろおに」という遊びをしてみるという内容です。
ルールは、ゲーム内で出てくるので分かります。
一部、フラグを立てていないまま入るとゲームオーバーになる部屋があるので、こまめなセーブが必要です。そこを除くと、クリアすることは簡単だと思います。
この作品には、恐怖の対象として「鬼」が登場します。
しかし、ゲームを進めるにつれて、「鬼」に対して感情移入をするようになりました。
このゲームで最も好きな点は、後半に出てくる宝箱を開けるための謎解きです。
仕組みそのものは珍しいものではないのかもしれません。けれども、謎解きのための文章が作られるまでに時間がかかっていそうに思えて、なんだか格好良いと感じました。
ストーリーと関わっていたところが特に好みだと思いました。
この作品は、「ふりーむ!」からダウンロードできます。
星新一・角川文庫・2006年
SFショートショートです。
今まで、SFに触れたことはあまりありませんでした。というのも、専門用語が多くて難しいというイメージがあったからです。
しかし、この作品には、特別な言葉は出てこなくて、読みやすかったです。
博士の発明品やロボットなどが出てきますが、それらにオリジナルの名前はつけられていません。何をするためのものか、何ができるのかという説明のみだったことが、私にとって分かりやすかったでした。
小学生でも読めるように作られていたこともあり、状況を把握し想像するのが一部を除いて簡単でした。また、どの物語も序盤でオチが気になり、最後まで読もうという気持ちが出てくるものでした。
「夜の事件」、「鏡のなかの犬」が特に好きです。前者は言葉遊びのようなものが楽しめました。後者は、教育的な要素が感じ取れるものでした。
RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類
パーティメンバーが全員勇者のRPGです。
同じ勇者でも、それぞれに個性があって面白かったです。特に、ラルフCが好きです。
ちなみに、主人公以外の勇者であるラルフA、ラルフB、ラルフCは、プレイヤーが名前を決めることもできます。
ラストはこのタイミングで終わりなのかと思いましたが、ギャグならそれでも良いかなと考えました。
戦闘は易しめで、お助け要素も少しだけあります。しかし、私の場合は回復アイテムを結構使った気がします。
勇者以外の役割を持つキャラの大切さもよく分かる内容でした。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
15禁・18歳以上推奨・LiveMaker製・乙女ゲー・現代学園もの・
中編・難易度普通・ED10種類・攻略対象3人
人の顔を見るのが苦手で普段は下を向いて歩いている女の子が、2学期が始まって男の子と仲良くなって変わるという内容です。
ただし、タイトルにもあるように、それだけでは終わりません。
1周目は、普通にほのぼのした恋愛ものでした。
主人公と攻略対象のこれからが気になるような終わり方でした。
1周目の段階では、主人公の性格上、攻略対象の顔が見えないのですが、この演出が個人的に面白いと思えて好きです。
3人それぞれのエンディングを見た後からは、途中から攻略対象の顔が見えるようになります。
カットインでは主人公の顔も見られます。最初に主人公を見たとき、可愛いと思いました。
ストーリーは、シリアスなものになります。
「このキャラがこんな人だったのは意外」という、驚きがありました。中にはある授業で見たデートDVのビデオに出てきたシーンを思い出す場面もあり、複雑に感じたものもありましたが。
1周目は常和ルートが好きでした。憧れるような性格だというのが第一印象で、1周目だけでなく2週目以降に別のキャラのルートをプレイしていた時も格好良いと思ってました。
しかし、最終的には五百蔵ルートが好きだと思いました。ラストに至るまでの過程は厳しいのですが、3人の中でなら彼のルートが主人公にとって1番幸せなのではないかと感じました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。