フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・中編・難易度普通・真ED1種類
男子中学生が夏休みに女の子と出会い、同居するという内容です。
序盤でオチが読めたと思い、読んでいる間も伏線らしい文章があると、やっぱりそうだと考えていました。
しかし、オチは予想と違いました。数年前に別のゲームで似たような勘違いをしたことがあります(といっても、ゲームの内容はかなり異なります)が、そのことをすっかり忘れていました。
後から読み直すと、本当のオチにつながる伏線もありました。
このゲームで特に楽しかったのは、ヒロインの服装を見ることでした。
作中で日付が変わると、ヒロインの服装も変わるので、細かい事にまでもこだわっていて素敵だと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
7月の出来事
これは、せがわ しゅんくん(6歳・仮名)が体験した出来事です。
しゅんくんの家は共働きで、両親の帰りが遅くなることがたまにあります。
そんな時は近所の友達の家にお邪魔して、お母さんが迎えに来るのを待っていました。
友達のお母さんに晩ごはんをごちそうになることもありました。
しかし、夏休みに入り、友達は家族で旅行に行くことになりました。
仕方ないので、お母さんかお父さんが帰ってくるまで1人でお留守番です。
しゅんくんは初めてのお留守番にドキドキ、そしてちょっとワクワクです。
昼間は小学校のプールへ遊びに行きました。
たくさん泳いで疲れたので、家に帰ると玄関の鍵だけ閉めて、すぐに昼寝をしました。
目が覚めると、時刻は午後の7時前。
しゅんくんはリビングの電気を点け、仕事に行く前のお母さんに言われた通りに、玄関の鍵を閉めて確認し、冷蔵庫からお母さんが事前に用意しておいた料理を取りだし、電子レンジで温めました。冷たい麦茶も冷蔵庫から取り出してコップに注ぎました。
テーブルの上に晩ごはんを置き、食べようと箸を持ったところで「出来事」は起こりました。
突然、消えていたはずのテレビの電源が入り、画面からアニメが流れ始めました。しゅんくんはテレビにもリモコンには触っていません。
なぜこのようなことが起こったのか、しゅんくんには不思議でたまりません。
驚いたまま、お母さんが帰ってくるまで画面を見続けていました。
12歳以上推奨・吉里吉里製・乙女ゲー・現代学園もの・中編・難易度普通・ED複数・攻略対象1人
女子高生である主人公が、あるクラスメートの秘密を知るという内容です。
攻略対象の本当の姿を見た時、ギャップがあって格好良いと思いました。その後でも、たまに同一人物とは思えないようなシーンがあり、一度に2人の人を攻略してるような気分になることがありました。
また、主人公の女友達の、主人公に対する愛も好きです。ゲームをプレイしている間は、彼女になら秘密を知られても良いのではないかと思っていました。
むしろ、知られたら楽しい展開になりそうだからそういうシーンがあって欲しいと考えていました。
このゲームにはTIPSというシステムがあり、色付きの文字をクリックすると解説が見られます。
本編で解説を見るだけでも楽しかったのですが、おまけでイラスト付きのより詳しい解説を見られ、さらに面白かったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
1050円・体験版あり・吉里吉里製・ギャルゲ・現代日本もの・長編・難易度普通・ED複数
幽霊がいるという噂のある場所に向かった主人公が、そこにある学校で生活している人達に出会うという内容です。
主人公が出会う人達には共通点があります。ギャグもありますが全体的には重い話です。
このゲームはWindows Vistaでプレイしていたのですが、最初は解凍したファイルがデスクトップで見つかりませんでした。いろいろ探してみて、結局はスタートメニューから「ファイル名を指定して実行」という項目を選び、「lifeschool」と入力して見つかりました。
起動するまでが大変でしたが、ゲームそのものは面白かったです。
ゲームを進めると登場するキャラの過去が分かります。それぞれが一生懸命に生きてきたことが分かって、印象に残りました。
また、物語は最初から最後まで大変な状況なのですが、その中でも皆が楽しんでいる場面もあり、その場面では自分も楽しめました。
スチルも結構多かったです。
途中までは、初実という子が登場人物の中で1番好きでした。序盤での印象が「可愛い」というものだったのもありますが、個別ルートで過去を知ったとき、現実にもこういう人生を送ってきた人がいそうだと感じたからというのもあります。
しかし、ソフィアという金髪の少女のルートを見たとき、彼女も好きだと思いました。
初実と違って、設定は現実離れしているように思えるものでした。けれども、努力してきたことが伝わってきて、いろいろと考えてるんだろうなと思いました。
ソフィアは登場するヒロインの中で、攻略するのが1番難しいキャラです。彼女のルートは、難易度に納得するような内容でした。
このゲームを製作者の方のブログはこちらです。ブログとは別にサイトもあるのですが、サイトは18禁なのでご注意ください。
吉里吉里製・ノベル・ミステリー・短編・難易度普通・ED複数(真ED1種類)
男子学生である主人公が、夏にちょっと不思議な女の子と出会うという内容です。ゲームの後半で、女の子の居場所を当てることが目的です。
選択肢を選ぶのではなく、答えを文字入力するシステムになっています。
最初の2周は、女の子の正体はアレなんだろうなと思うものがありました。
自信があったのですが、ミスリードに引っかかっていました。
2週目終了後、答えを間違えた時に出てくるヒントを読んで、正解が分かりました。
しかし、それが本当に正解だったら悲しい展開になりそうで嫌だなと思っていました。
そのため、別の答えが正解であることを期待して、何度かわざと間違った答えを入力してみました。
結局、わざと入力した答えは全て間違いでした。しかし、答えによって展開が少しずつ異なっていたので、見て良かったとも思いました。
最終的に正しい答えを入力することになりましたが、予想していたより悲しい展開にならずに済んで、安心しました。
そして、トゥルーエンド後にタイトル画面に追加されるある言葉を見て、ヒントってこういう意味もあったんだと驚きました。
推理ものですが、殺人事件などの重い展開や犯人探しなどはありません。そのような面では、ミステリーが苦手な方でも安心してプレイできる作品だと思います。
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