フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
15歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
ある男子中学生2人の関係が描写された作品です。どちらかというとシリアスです。
メインの登場人物2人からは、友情より少し強い絆のようなものを感じました。
私は基本的に1人でいることが好きなのですが、このノベルを読んでいる間は、2人のような関係が誰かと作れたら素敵だと思いました。
ラストは絵本や児童向けアニメでたまに出てくる展開ではあるものの、そこに至るまでの過程はこの作品ならではのものでした。そのため感動的で、泣きそうになりました。
制作者の方のサイトはこちらです。
15歳以上推奨・残酷表現あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類
母親の後を継いで「自殺請負人」という仕事をするようになった男子学生の物語です。
起動するとプロローグが始まり、その後でタイトル画面が出てきます。
主人公が行っている仕事は特殊なものです。しかし、もしかしたら実際にも似たようなことがあるのではないかと、何度か思いました。
この作品ならではの、学校と仕事との違いの書かれ方は興味深かったです。
主人公をはじめとする登場人物の心理描写が素晴らしく、辛い境遇の中でも一生懸命考えながら行動する姿に魅力がありました。
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2017年4月18日追記……現在は、ダウンロードできないようです。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・短編・難易度低め・ED2種類
小学生の仲良し3人組がゴールデンウィークに新宿へ遊びに行くという物語です。
匿名掲示板「2ちゃんねる」で製作されたゲームです。ただし、本編は2ちゃんねるの専門用語などは出てこないので、そういったものが分からなくても読めます。
メインの3人が、「小学生」のイメージそのままの性格であるように思えました。
初めて見るものに対する反応や会話の中身には安心感がありました。
また、東京に一度も行ったことがない身からすると、勉強になった部分も少しありました。
基本的にはほのぼのです。しかし、後半は少しドキドキもさせられる場面もある内容でした。
この作品はこちらのサイトで公開されています。「完成してました!」という文の下にあるリンクからダウンロードできます。
15禁・残酷描写あり・NScripter製・ノベル・女性向け・ファンタジー・
短編・難易度普通・ED4種類+α
薬屋を営む女性と、彼女に王城で働くよう勧めてくる男性との恋愛物語です。
特定の条件を満たすことによって、少しずつ新しい要素が追加されるシステムとなっています。
1周目は、怖いシーンはいくつかあるものの、最後には良かったと思える内容でした。
しかし、2周目以降をプレイして、1周目には出てこなかった文章を読んで、衝撃を受けました。
主人公の設定が意外で、シリアスな要素も増し、ストーリーに対して驚く部分がありました。
初プレイ時に疑問に感じた場面があったのですが、2週目以降のシナリオで解決しました。
スチルが出てくるシーンはどれも好きです。
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RPGツクール2000製・RPG・現代日本風・中編・難易度普通・ED1種類
中学生の女の子が、家庭で起こったある問題について調べているうちに、いろいろなことを知ることになるという内容です。ゲームフォルダには、攻略するためのヒントが書かれたテキストも同梱されています。
一部画面がチカチカする部分があるので、プレイする際はなるべく部屋を明るくした方が良いと思います。
フリーゲームにはまったきっかけとなった作品なので、ブログを始めた当初から感想を書きたいと思っていました。それからかなり時間は経ってしまいましたが。
このゲームをプレイする前は、RPGはポケモンしかやったことがなく、存在だけは知っていたものもファンタジー設定のものだけでした。
しかし、2007年後半か2008年前半頃、インターネットで何かを調べているときに、「現代風RPG」という言葉を見つけて、「そういうものもあるんだ」と思いました。
フリーゲームというもの自体もよく知りませんでしたが、紹介文に惹かれてダウンロードしてみました。そして、実際にプレイしてみて、「無料なのにここまで遊べるんだ」と驚きました。
ストーリーが進むにつれて話しかけたときに台詞が変わるキャラが結構いたり、登場人物の説明が読める「人物辞典」の内容が変化したりします。その他にも、サブイベントが豊富だったり、ある条件で必殺技が使えるようになったり、遊び方によって性格診断が見られたりと、私が楽しいと感じるポイントがたくさんありました。
ちなみに、性格診断はゲームに登場するキャラの中で自分が誰に近いかが判断されます。私が初めてプレイしたときは主人公の友人という結果が出ましたが、最近プレイしたら結果が変わり、中盤に登場する人物になりました。
また、「現代日本風」という特徴も好みのものでした。
学校や社会で起こっている様々な問題に対して主人公達が立ち向かっていくことに、爽快感を覚えました。
主人公が自分自身に関することを知ったときの反応も、ゲームに熱中できるようなものでした。
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ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。