フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
12歳以上推奨・WOLF RPGエディター製・ADV・現代・短編・難易度低め・ED3種類
知らない場所で目を覚ました男の子が、元いた場所に帰ろうとするという内容です。
最初は、主人公がどのような状況にいるのか分かりませんでした。しかし、ゲームを進めることで、男の子が自分の境遇を思い出していきます。
真相に近付くと、似たようなことが現実にありそうだと感じました。
探索で迷うようなところはなく、エンディングの回収がしやすかったです。
もし男の子と同じような立場に自分がいたらと考えると、END1の彼は精神的に強い存在であるように見えました。
このゲームは「ふりーむ!」で公開されています。
NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
休日に電車に乗って出かけようとしていた男子生徒が、駅でクラスメイトの女子に出会うという内容です。
ヒロインの設定は、他人から見ると心情を読みとりにくいというタイプのものでした。彼女の行動は衝撃的なもので、驚かされました。
そのこともあり、物語がどのように展開されるのか、最後まで想像がつきませんでした。
また、作中で何が起こったのか、ぼかして表現されている部分があります。
そこがこのノベルの中で、特に好きです。
雪の描写が印象深い作品でもありました。
制作者の方のサイトはこちらです。
12歳以上推奨・BLゲーム・吉里吉里製・現代ファンタジー・短編・
難易度普通・ED4種類・真ED2種類
ある学校に通う男子2人が山の中で迷子になるという内容です。
1周目は一本道のストーリーで、2週目から分岐が現れます。
分岐の仕方が特殊で、トゥルーエンドを見るにはどうすれば良いか、少し考えました。
1周目とは異なる部分は、どのシーンも2人の掛け合いが素敵だと感じました。その中でも特に、「turn4」という分岐ポイントで見られる会話が好きです。
主人公の落ち着いた語りや立ち絵での表情の変化、スチルなどにも魅力がありました。
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