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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

星と花

15禁・残酷描写あり・BL要素あり・ティラノスクリプト製・ノベル・
現代ファンタジー・短編・選択肢あり・難易度普通・ED3種類

学校に行けない男の子の元に、幼馴染が訪ねてくるという内容です。
主人公は羊、幼馴染はドラゴンです。

はじめは、羊とドラゴンの物語なのに何故学校というキーワードが出てくるのだろうという疑問を抱きました。しかし、コンプリートすると謎が解けて、すっきりとしました。
登場人物たちの感情の変化が激しく、(他の方にとっては違うかもしれませんが)私にとっては、日常でもよく見かける光景でした。主人公の内面に共感できるところも、部分的にはありました。

エンディングは、ハッピーエンドが1つとバッドエンドが2つです。
花に関する知識があればハッピーエンドの予想が付けやすいかもしれません。私は覚えていなかったため、選択肢は上から順番に選びました。
好きなルートは安心感のあるハッピーエンドです。しかし、世界観を知るためにはバッドエンドも回収した方が良い物語だと思いました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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身の程知らずの恋と嘘

BL要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・中編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生が、学校で話しかけてきた相手に恋をするという内容です。
しかし、その相手は、事故で記憶喪失になってしまいます。

最初は、メッセージウィンドウの左側にある鍵盤のイラストが重要な意味を持っていそうで、気になりました。途中からは、メッセージウィンドウの右下にあるぬいぐるみのイラストにも興味を持ちました。
スチルやアイキャッチも豊富で、画面が賑やかという印象を受けました。

詳しいあらすじは作品紹介ページに載っていますが、主人公は、恋をした相手が記憶喪失になっている間、自分は恋人であると嘘をつきます。
プレイ中は、メイン2人がお互いに対してどのように思っているか、及びどのように思われているのか、彼らの間で認識の違いがあり、それに気付いて本当の意味で理解し合うことは難しそうだと感じました。

記憶を取り戻した後にどうなるかを考えたらバッドエンドしか想像できなくて、実際はどのような結末になるのか知りたくなりました。ここでは明かせないものの、納得できる終わり方でした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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テンジシツ

BL要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED5種類(真ED1種類)

仕事帰りの男性が、雨宿りをするためにギャラリーを訪れるという内容です。
彼はそこで、絵画に描かれた天使から話しかけられます。

アニメーション演出によって天使がたくさん動いて、すごいと思いました。
また、月が物語の重要な要素になっており、BGMにもドビュッシーの「月の光」が用いられていた点が好みでした。

この作品には、画面内にあるアイテムをクリックする探索要素と、選択肢を選ぶ要素があります。
条件を満たすことによって、トゥルーエンドを見るためのヒントが出てくるところが面白かったです。

ストーリーは、天使が描かれた理由が明らかになるトゥルーエンドと、新しい事実が発覚する後日談が好きだと思いました。
途中までは暗い雰囲気がありましたが、読み終わった後はすっきりとした気分になれました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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はろうぃんないとれくいえむ

BL要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢なし・ED1種類

悪魔が神父から、間違って召喚されるという内容です。
ハロウィーンがテーマとなっています。

切なさもありますが、読み終わった後に心地良さを感じる物語でした。特に、登場人物たちの笑顔が印象的でした。
また、悪魔が善人のように見えました。

本編だけでなく、セーブ・ロード画面や設定画面でもオリジナルのイラストを見ることができ、面白かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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いつか■んだら、あいになる

15禁・残酷表現あり・BL要素あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED2種類

入院中の少年が、そばにいてくれる男性を好きになるという内容です。
そのような中、少年は、医師らしき人に話しかけられます。

メイン3人はそれぞれ、特殊な事情を持っています。多少、ショッキングな部分もありました。
けれども、それらに触れることで、人が生きたいと思うために必要な理由は何か、考えるきっかけとなりました。

客観的に見ると、ED2の方がハッピーエンドなのかもしれません。
しかし、主観だと、ED1のような結末も、悪い訳ではないような気がしました。
どちらのルートにもスチルがあるので、どちらも回収した方が楽しめると思います。

最も好みだったのは、主人公の心情の変化を感じることができたおまけシナリオです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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