LiveMaker製・乙女ゲー・洋風・ファンタジー・長編・難易度普通・ED28種類
人間の心を食べる「夢魔」が、あることをきっかけとして、人間の住む男子寮で生活するようになるという内容です。少し前に感想を書いた「水平線のファントム」で紹介されていてプレイしました。この作品も楽しいと思いました。
説明書が漫画になっているので、本編だけでなくそちらもおすすめです。
乙女ゲーの中では、今までプレイしたものの中で1番ボリュームがあったと思います。
始めはゆっくりプレイしていましたが、次第に展開が気になり、早く読み進めたいと考えるようになりました。
とはいっても、結果的には、同じイベントでも条件によって文章が少し変化する点が楽しくていろいろと試してみたり、興味を持った台詞が出てきたときに頭の中で繰り返したりしたりして、コンプリートには1週間くらいかかりました。
この作品に出てくる寮に住んでいる人達は、異なる出身地から集まっています。
キャラクターの台詞や行動に、その影響が細かく現れていて、異文化交流というものを覗いた気分になりました。また、このゲームで初めて知った事柄もありました。
エンディングの中には、攻略対象以外のキャラがメインとなっているものもあります。
サブキャラにもそれぞれどのような生き方をしてきたかという設定があり、丁寧な作りを感じました。
メインキャラ以外にも幸せになる結末が用意されていて、安心しました。
攻略対象の中では、教師の仕事をしているアベルというキャラのルートが1番好きです。
主人公の設定上、フィクションでしかあり得ないようなことが起こります。けれども、2人の会話には、現実味を帯びていると感じた部分がいくつかありました。
きっかけは全く異なりますが、彼の親戚が過去に言ったことに近い発言を、実際に聞いたことがあります。その影響で、トゥルーエンドに進むルートで判明する、彼の考え方がものすごく理解できました。
各キャラの表情の変化が多様だったり、おまけ要素がたくさんあったりと、シナリオだけでなく演出面でも楽しめました。
制作者の方のサイトは
こちらです。
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