12歳以上推奨・ティラノビルダー製・乙女ゲー・現代日本学園もの・
短編・難易度普通・ED4種類・攻略対象1人
内容はタイトルの通りです。
女子高校生が先輩から、ギャルゲーで学んだ恋愛力を試す実験台にされます。
選択肢は結構あるものの、セーブスロットは5つです。
しかし、画面左側に表示される攻略ゲージやEDヒントがあるため、プレイしやすかったです。
この作品のテーマは、「ゲームと現実は異なる」というものです。
ゲームに関わらず恋愛がメインとなっている創作物の多くは、物語を成立させるために不都合な要素はカットされたり、登場人物にとって都合の良い設定が与えられたりします(『フラッガーの方程式(朝倉秋成・角川文庫・2021年)』という小説の中で具体例が挙げられているので、興味のある方は読んでみてください。また、1つ前の記事で書いた、「家族との顔合わせ」などもそうです)。
ゲームであれば相手の好みに合わせた選択肢を選べば攻略できることが結構ありますが、実際の恋愛はそんなに簡単ではないことを知っている(どうすれば恋愛ができるのかはわかりませんがとりあえず、相手に合わせてもらいたい人もいれば、そうではない人もいるということだけは知っています)からこそ、楽しめました。方向性は間違っているとはいえ、先輩の努力の仕方は嫌いではないと感じました。
電話番号をいつ交換したのかという点や、ギャルゲーにも絶対攻略不可能な女の子が登場することもあるという点など、気になるポイントはありました。
けれども、この作品自体もゲームであると考えれば、納得できました。
この作品は、
「ふりーむ!」で公開されています。
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