ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・
難易度やや低め・ED2種類(真ED1種類)
小さい声にコンプレックスを持っている男子高校生が主人公です。
彼は学校の屋上で、自分の声を簡単に聞き取れる先輩と出会います。
私自身も、人と会話をしたときに、「声が聞こえない」と言われたことがたくさんあります。
そのため、主人公の語りを読んでいると、昔の自分を見ているような気分になりました。
そのときに先輩のような人がいたら、もしかしたら何か違ったのだろうかと考えました。
先輩が主人公の声を聞き取れた理由は、トゥルーエンドで明かされます。
彼女の気持ちにも、共感できる部分がありました。ただ、私の場合は彼女とは少し異なるため、真相が判明する場面までに気付くことはできませんでした。
そして、このような大変さを誰かに知ってもらいたいときは、伝えようと努力する必要があることを実感しました。
しかし、どんなに頑張っても、上手く伝えることができない場合があることを、私は知っています。
身長の高い人や左利きの人が経験する大変さが語られる場面も好きです(少し前にネット上で「身長が低い人は低いというだけで可愛くなくてもモテる」というコメントを見て、絶対に身長よりもそういった考え方のほうが問題があると思うし、高くても低くてもメリットとデメリットの両方があると感じてしまいました。けれども、直接意見を伝える勇気はなかったため、尚更伝わって欲しいと感じました)。
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