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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

指切りエンシェント

15歳以上推奨・残酷描写あり・吉里吉里製・ギャルゲー・現代学園もの・
短編・難易度普通・ED4種類・攻略対象2人

無条件で女の子からモテる少年を、幼馴染と後輩の2人が取り合うという内容です。
ヤンデレがテーマとなっています。

文章だけでなく、BGMやメッセージウィンドウのデザインなどにも不穏な空気が漂っていて、「何かが起こる」という予感をさせてくれました。
相手を愛しているが故の狂気は、痛々しくて、記憶に残りそうだと思いました。

幼馴染の勝負服や、後輩のあどけなさに魅力がありました。
けれども、1番好きなのは主人公です。はじめは言動がきついと感じましたが、彼の迎える結末やこれまでの境遇を知ると、許すことができました。

おまけから攻略のヒントを見ることができたことが嬉しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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DANA GARDEN

LiveMaker製・ギャルゲー・現代学園もの・短編・難易度低め・
ED4種類・攻略対象3人+α

男子高校生が転校先で女の子たちと仲良くなるという内容です。
1周目から見られるエンディングは3種類で、それらをすべて見ることで4つ目のエンディングを迎えられるようになります。

選択肢がわかりやすく、どのようにプレイしても必ずヒロインのうちの誰かのルートに入れるので、エンディング回収をしやすかったです。
それだけでなく、このシステムが後々の伏線となっていたところが面白かったです。

この作品は紹介文によると、「メタギャルゲー」となっています。
始めのうちはこの意味がわからず、読みながら「普通のギャルゲー」だと思っていました(意外な展開だったルートはありましたが)。
しかし、4つ目のエンディングで、普通ではなかったことがよくわかりました。

普段であれば、恋愛ゲームをプレイしたときによく持つ感想は、「このキャラのルートが特に好き」というものです。
このゲームの場合も1周目では、狙うヒロインを1人に絞っていました。ヒロイン3人を攻略した段階でも、1番好きなキャラというのはいました。
けれども、その後最初からプレイして、この作品の中で誰か1人だけを選ぶことはできないという意見に変わりました。

オープニング映像があったり、スチルが多かったりと、ビジュアル面でも楽しめました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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神さまのいうとおり

吉里吉里製・ギャルゲー・現代学園もの・中編・難易度普通・ED8種類・攻略対象3人

男子高校生がたまたま立ち寄った神社で、自身のことを「神さま」だと言う少女と出会うという内容です。
最初に攻略できるヒロインは1人です。彼女のハッピーエンドを見ることで別のヒロインのルートに進むことができます。

ストーリーの全容は、全てのヒロインのルートを見ることでわかります。
ただ、それまでにヒントがいくつか用意されているので、いろいろと予想しながらプレイすることができました。

恋愛ものとしては、最初に攻略できるヒロインのルートが特に好きです。
彼女と主人公が結ばれる結末は2通りあります。そのうち、スチルが見られる方のルートがより心に残りました。
そのルートのシナリオは、これまで見てこなかったタイプのものでした。エンドを迎えた後も2人が超えていかなければならないハードルは高そうでしたが、お互いに相手のことを想い合っていて、このようなパターンもありかもしれないと思いました。

他の2人のルートにも魅力がありました。
ヒロイン全員に共通していたのは、なかなか本心が読めなかったという点です。そのため、途中から印象が変わることもありました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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風雲相討学園フラット2(無料配布版)

NScripter製・ギャルゲー・現代学園もの・中編・難易度普通・ED14種類・攻略対象6人

学園に入学した主人公が、クラスメイトたちと交流するという内容です。
前作にあたる「風雲相討学園フラット」に関連するネタがいくつかあります。しかし、ストーリーそのものは独立しているので、単体でプレイしても問題ないと思います。
現在あるのはフリー版のみですが、今後、機能やスチルなどが追加された有償版も販売されるそうです。

今作は、前作よりボリュームがありました。
オープニング映像やカットインによる演出も増えていて、豪華になったように感じました。

また、このシリーズの1番の特徴である、「たたみかけモード」と呼ばれる会話システムが、今回も楽しかったです(プレイすればすぐに分かることなので、システムの説明は省略します)。
複数のヒロインの好感度を上げるなど、条件によってキャラクターの台詞が変化することがある点が、特に面白かったです。

登場人物は皆個性的でした。攻略対象の中には、恋愛ゲームとしては珍しい設定のキャラクターが何人かいます。
このクラスに通っていたら、毎日変化があって日常生活に飽きないだろうなと感じました。

ギャルゲなので、ベストエンドは主人公とヒロインが結ばれるものとなります。
しかし、主人公が誰とも結ばれないエンドでも、彼らの今後に期待できそうなものがいくつかありました。

個人的に特に好きなのは、双子の姉のルートです。
会話の中で相手のことを知ることで、徐々に可愛いと思うようになりました。
また、彼女と合う異性は主人公しかいないという点に好印象を持ちました。1番最後に出てくる選択肢はどれを選んでも、主人公が格好良かったです。

ちなみに妹の方は、終盤でわかる彼女の秘密に衝撃を受けました。
けれども、彼女のベストエンドを見た後でそれまでに選んでいなかった選択肢を選んでみると、伏線となっている台詞がいくつかあったことが分かりました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2020年9月7日追記……完全版の販売が開始されていました。攻略対象も増えているようです。ただし、完全版は18禁なのでご注意ください。

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chaos pastel orange

一部残酷表現あり・吉里吉里製・ギャルゲー・ミステリー・現代学園もの・
長編・難易度低め・ED4種類(真ED1種類)・攻略対象1人

人の顔が似顔絵に見えるという精神疾患を持つ、記憶喪失の男子高校生が主人公です。
彼がクラスメイト達と関わっていくうちに、日常生活に変化が訪れます。

このゲームの大きな特徴は、主人公の設定にあります。立ち絵は彼視点のものなので、最初は顔の部分が似顔絵となっています。
相手の表情の変化が見えないため、メインキャラが主人公のことを内心ではどう考えているのか読めず、不安になることがありました。
しかし、台詞から好意が感じられる場面がいくつかあり、そのときは嬉しいと思いました。また、似顔絵ではなく本当の顔が見えるようになることを期待しながらプレイすることができました。

ジャンル自体はギャルゲであり、幼馴染との恋愛がストーリーのメインとなっています。
ただし、選択肢はヒロインの好感度を上げることが目的のものではありません。主人公が作中の出来事を振り返る場面があり、そこでプレイヤーは選択肢の中から正しいものを選びます。
この部分が、主人公の設定と大きく関わっていて、画面演出も含めて特に好きだと感じました。
間違い続けるとバッドエンドになりますが、それまでの文章を読んでいると答えがすぐに分かるもので、難しくはありませんでした。

ストーリーが進むにつれて、主人公の過去が分かるようになります。その過程で、事件が起こることもあります。
後半からはホラーのような要素もあって、緊張感がありました。そして、全ての出来事に関する真相が明かされると、それまでに伏線がたくさんあったことが分かり、すごいと思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

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