お気に入りと自由帳

12歳以上推奨・ティラノスクリプト製・ノベル・女性向け・

現代ファンタジー・短編・選択肢あり・難易度普通・ED4種類

女子高校生が、後輩に案内されながら、知らない世界を歩くという内容です。
条件を満たすことによって、見られるエンドが増えます。

作品紹介ページにも書かれていますが、舞台は「ゆめかわ」な世界です。

しかし、不穏な空気も漂っていて、怖さもありました。

場面によって、後輩の髪飾りやメニューボタンのイラストが変化する点が、すごいと感じました。

効果音の使い方も印象的でした。

全てではありませんが、主人公の過去には、共感できる部分がありました。

そのため、彼女が後輩に縋ろうとするという気持ちも、理解できるような気がしました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

12歳以上推奨・残酷描写あり・ティラノビルダー製・ノベル・

現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・ED3種類（真ED1種類）

女子高校生が、自身の持つ特殊な能力により、他人の過去を覗き見ようとするという内容です。

プレイヤーは、彼女のイマジナリーフレンドという設定です。

選択肢は、女子高校生と会話をしているような気分になれるようなものでした。

エンディング分岐は、ゲーム内にヒントがあるので、わかりやすかったです。

作中で描写される「他人の過去」は、タイトルにある通り、不幸なものです。

ただ、この物語の女子高校生と同じように、他人の不幸を知ることに喜びを感じる人がいることも確かです。ワイドショーや井戸端会議などの存在が、それを証明していると思います（また、東日本大震災があった頃、私の父が被害の映像を何度も見て笑っていて、それが不快でした。ちなみに、「勉強になるから見なさい」とも言われました。募金はしたらしいです）。

そういった類のものに触れることは苦手ですが、都市伝説などに関しては、私も結構楽しんでいるため、あまり人のことは言えない部分もあります。また、物語であれば、登場人物が大変な目に遭ったり、バッドエンドになったりするものも好みです（だから、このブログで何度も紹介しています）。

そのような心理について、考えたくなるような作品でした。

キャラクターデザインやBGMの使用の仕方にも好感が持てました。

この作品は、「ふりーむ！」で公開されています。

12歳以上推奨・残酷描写あり・RPGツクールMV製・ホラーADV・

ファンタジー・短編・難易度やや高め・ED5種類（真ED1種類）・ゲームオーバーあり

ストリートチルドレンの男の子と女の子が、仮想現実世界に招待されるという内容です。

関連作もありますが、単体でもプレイできます。

追いかけられる要素があったり、失敗できない謎解きがあったりしたため、ゲームオーバーを何度も見ました。

キャラクターやアニメーションは可愛らしいものの、酷な台詞やえげつない描写が多く、怖かったです。

序盤にプレイヤーは、男の子の視点の物語と女の子の視点の物語のうち、どちらを見るか選ぶことになっています。

2つの物語は全く異なる展開なので、飽きずに楽しめました。

また、両方の物語を見ることによって、仮想現実世界はどのような場所なのかという、真相に辿り着きます。

詳細は明かせませんが、家族とは何か、友達とは何か、大切な人とはどのような人間関係を築いていけば良いのかといったことを考えさせられました。

製作者の方のサイトはこちらです。攻略のヒントも載っています。

NScripter製・ノベル・女性向け・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

シンデレラのような恋愛に憧れている女子高校生が主人公の物語です。

彼女は、クラスメイトの男子に告白されて、付き合うことになります。

クラスメイトとの交流を通して、主人公に変化が現れます。

少しずつではありますが、前向きになったり、自ら行動を起こしてみようと考えるようになったりするなど、彼女が成長していくところに魅力がありました。

個人的に1番好きなキャラクターは、主人公の中学生時代の友達です。

主人公のことをよく理解していて、支えとなっている点に好感が持てました。

バックログ画面やコンフィグ画面を表示すると、シンデレラの影絵が見られる点も面白かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。

作品自体は、「ふりーむ！」で公開されています。

NScripter製・ノベル・現代伝奇もの・長編・選択肢なし・ED1種類

「超常現象研修部」という部活に所属する5人の男女が、不思議な現象について調査するという内容です。

その結果、彼らはとある事件に巻き込まれます。

演出、ストーリー共に、基本的な感想は製作者の方の別の作品、「はざまたそがれ」と同じです。

ただ、1つの章を読み終えるまでにかかった時間は、「はざまたそがれ」より長かったような気がしました。

また、登場人物が事件を解決するために可能な行動が制限されていて、どのようにして問題を乗り越えていくのか、展開が気になりました。

この作品のメインキャラクターは、特殊な能力を持っている1年生、水無月玲子です。

彼女の能力や過去、それらに影響を受けた考え方を知るにつれ、応援したくなりました。

彼女に協力してくれる他の部員たちにも、好感が持てました。

この作品は、「ふりーむ！」で公開されています。