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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

君と青い春を!

WOLF RPGエディター製・ADV・現代学園もの・短編・難易度低め・ED4種類(真ED1種類)

屋上から飛び降りようとした男子高校生が、知らない女子高校生に引き留められるという内容です。
男子高校生は彼女から、青春を楽しむことを提案されます。

学校の中にいる他の登場人物と交流したり、イベントの手伝いをすることによって、ストーリーが進みます。
展開が早く、どうなるのか気になる場面が作中ではカットされることもありました。後半ではその意味がわかり、納得しました。
特に好きだったものは文化祭イベントです。メインキャラクターたちの会話が面白く、できるだけ長く楽しみたいと思いながらプレイしました。

バッドエンドは3つあります。そのうちの1つは、トゥルーエンドを迎えた後に、分岐する方法を知りました。
トゥルーエンドは、最後に爽快感がありました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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欠けた月の探し方

ティラノスクリプト製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生の元に、未来の自分からメッセージが届くという内容です。
彼の所属する天文部の、1年間の活動が描写されます。

天文部の活動はとても楽しそうでした。しかし、楽しい時間はいつか終わるということを予感させる場面も、いくつかありました。
終わるとわかっている時間を彼らはどう過ごすのかが気になりながらプレイしました。

欲を言えば、卒業式の場面で選択肢があればより嬉しかったです。
けれども、主人公の意思を尊重した結果であるという解釈もできそうな物語だと感じました。

この作品には、劇中歌やエンディング曲が存在します。
どちらもストーリーと合っていて、響くものでした。エンディング曲は、プレイ後に「YouTube Mucic」でも聴きました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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white*out

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類・ボイスあり

青年が冬の公園で、幼い頃に一緒に遊んだ女の子の絵を描き続けるという内容です。
ストーリーを進めることによって、2人が離れ離れになった理由が判明します。

全13章で、各章は数分で読むことができます。そのため、プレイするときに区切りを付けやすかったです。
また、作中の季節を象徴する雪や、それからイメージされる白色の描写が印象深かったです。

主人公が過去と向き合うことで、成長していく過程に好感が持てました。
メイン2人以外の登場人物にも、それぞれ魅力がありました。

本編終了後に主題歌を聴くと、感慨深いものがありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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孤島の灯台

ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・ED1種類

灯台守として孤島に赴任してきた男性が、灯台の守り神を自称する子供と出会うという内容です。
子供の姿は、主人公以外の灯台守には見えません。

タイトル画面のメニューボタンの一つが「Lode」になっていた点は、何度も目に入るので気になってしまいました。(自分がTwitterのアカウントを持っていないため報告手段がなくて、報告はしていません)。
選択肢は、ストーリーを進めるためには全てクリックすることになります。最後の選択肢が出てきたときに、この作品に選択肢が存在する意味を感じ取ることができました。

主人公は、登場人物たちと交流することによって、自分の心と向き合います。
特筆したいところは、戦争に関する描写です。生き残る人がいる一方で、犠牲になってしまう人が必ずいるということを実感しました。
物語の中盤からは、そのような戦争を経験した主人公と灯台の関係が明らかになります。他の存在ではなく、灯台であるという必要性があったように思いました。

スチルが多かった点も楽しめました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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ソウテン鏡事件

WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・SF要素あり・
短編・難易度普通・ED3種類+α(真ED1種類)

女子大学生が、雨宿りに立ち寄った洋館に閉じ込められるという内容です。
彼女はそこで見つけた鏡の中から、10年前の高校生らしき少女に話しかけれらます。

このゲームは、令和3年の石巻市が舞台となっています。そのため、10年前から令和3年までの間に起こった出来事は、鏡の向こう側にいる少女には伝わりません。
時事ネタがたくさんあって、主人公と少女の掛け合いが面白かったです。

探索は、基本的には作中でヒントが提示されるので、プレイしやすかったです。
しかし、TRUE ENDを迎えても謎が残りました。その部分は、losspassさんによる「ひとりアウトプット広場」の攻略メモを参考にさせていただきました。
真相には驚かされました。また、登場人物の会話やオブジェクトを調べたときのイベントに伏線がたくさんあったことがわかり、すごいと思いました。

アイテムを使用したときにアニメーション演出が出てきたり、ストーリーに影響しないオブジェクトを3回調べると出てくる文章が少し変わったりするなどして、全体的に手の込んだ作りになっていたように感じました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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