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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

現実世界の人魚姫

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED3種類

女子大学生が、中学時代の同級生と再会し恋に落ちるという内容です。
しかし、彼は主人公のルームメイトとも関係を持っていることがわかります。

1周目は主人公の視点、2周目はルームメイトの視点、3周目は中学時代の同級生の視点で読むことができます。
1周目では語られなかった場面が2周目、3周目で明かされ、その度に登場人物に対する印象が変わりました。
ドロドロとした大人の人間模様が描かれていたところに、ストーリーとしての魅力を感じました(全員、自分より年下ですが)。

3人とも立ち絵があった点も嬉しかったです。
純情な主人公が特に好みでした。

製作者の方のブログはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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Drown Drops

LiveMaker製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・難易度低め・ED4種類・攻略対象2人

女子高校生が、バレンタインデーに好きな人にチョコレートを渡そうとするという内容です。
攻略対象は、転校してきたクラスメイトと幼馴染の2人です。

最初にどちらを攻略するかを決めることで、ストーリーが始まります。
どちらのルートでももう1人が目立つ場面があり、プレイしている間は主人公の取り合いに発展するかどうかが気になりました。

選択肢は、2週目から出てきます。
1周目は、ほのぼのとした学園ものという印象を受けました。
2週目は、怖い要素もありました。しかし、こちらの方が製作者の方の作品らしいと感じました。

おまけ要素も楽しめました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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わたしの素敵なおうじさま

12歳以上推奨・残酷表現あり・一部性的表現あり・ティラノスクリプト製・
ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED5種類

だんなさまのことが大好きな、「ユメイ」という人物の生活を見届けるという内容です。
エンディングの回収の仕方は、説明書に載っています。

ストーリーが進むことによって世界観や登場人物に対する印象が二転三転し、結末が読めませんでした。
また、メインキャラクターほぼ全員が狂気をはらんでいて、怖さと切なさがありました。

画像はイラストと写真の両方が使用されていて、場面によって異なります。
この作品ならではと感じるような部分がいくつかありました。特に、4つ目のエンディングで出てくる背景の変化が好みでした。

1つだけ、本編にはあまり関連しないエンディングが存在します。
雰囲気が大きく変わって、面白かったです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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この青空が君の鮮血で染まるなら

RPGツクールVX Ace製・ノベル・現代ファンタジー・短編・
選択肢あり・難易度やや高め・ED8種類(真ED1種類)

男子高校生が、夏休み前に幼馴染に告白をしようとするという内容です。
けれども、様々な妨害が入ります。

周回プレイをすることによって、真相に近付くことができます。
序盤のうちは、些細な日常が描写されていたように感じました。しかし、プレイを重ねることで、壮大なストーリーだと思うようになりました。
各エンディングのラストに縦書きの文章が表示されるのですが、その意味が明かされる場面には驚きがありました。

フィクションとはいえ、世界というものは、誰かの犠牲の上で成立しているということを実感するような物語でした。
また、夏目漱石に詳しければ、より楽しむことができそうでした。

製作者の方のサイトはこちらです。攻略のヒントも載っています。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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無人の花園 感謝しらずの蛇

BL要素あり・一部残酷表現あり・Artemis Engine製・ノベル・現代日本もの・
中編・難易度低め・ED4種類

男子高校生が、彼の作った花園を、家庭教師に荒らされるという内容です。
しかし、それを家族には信じてもらえません。

主人公は、周囲の人たちと距離を置く性格でありながらも、本当のことを誰かに知って欲しいと考えます。
文章を読みながら、彼は自分と似たようなタイプの人であると感じました。
前半の学校での態度はどうなのかなと思ったものの、後半の、状況に応じて誰かに感謝を伝えられるところには好感が持てました。その点では、リアルでは「ありがとう」という言葉を使うことが苦手な私とは異なりました。

エンディングは、条件を満たすことによって、見られるものが増えます。
1周目から見ることが可能なエンディング2つは、必要な存在は自分だけだと主人公に思わせようとする、家庭教師の怖さが伝わってくるものでした。
残りの2つは、安心できない場面もあったものの、救いを求める方法があるということを示され、希望が持てました。様々な物事に対する新たな視点を知ることができたEND4が、特に好みでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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