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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

王様と僕の夏

ティラノビルダー製・ノベル・現代ファンタジー・短編・
選択肢あり・難易度やや高め・ED4種類

少年が夏休みに王様を拾うという内容です。
彼らは10日間、一緒に過ごします。

主人公も彼の母親も、突然王様と出会うという事象に対して驚かずにそのまま受け入れるため、寛容さを感じました。
また、この物語の王様は、威厳のある大人ではなく、少年に近しい存在だと思いました。

選択肢は、育成シミュレーションのようなものでした。
END2だけはなかなか回収することができなくて、END1を何度も見ることになりました。
どのエンドも楽しい思い出作りになりそうなものでしたが、今後にも期待できそうなEND4が特に好みでした。

ほんわかした白黒のイラストも素敵でした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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ウブな二人の恋愛事情

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・中編・
選択肢あり・難易度低め・ED2種類(真ED1種類)・ボイスあり

付き合い始めたばかりの高校3年生の男女の1年間が描かれた物語です。
2人は恋愛をしながらも、共に志望校へ合格することを目指します。

何故付き合おうと思ったのか、具体的には何をするのか、お互いにどのような影響があるのか、目標を達成するためにはどうするのかなど、作中で知りたいと感じたことに対して全て答えが書かれていて、爽快感がありました。
特に、恋愛と学業の両立という、高校3年生ならではの課題と向き合っている点に、好感が持てました。
また、主人公の心の中の描写やクラスメイトたちの反応、食べ物が出てきたときの食レポのような表現も面白かったです。

バッドエンドでは、ヒロインに対して、「こんなことを言う子だとは思わなかった」と感じました。けれども、状況から、彼女が努力を無駄にされた気持ちになって失望してしまうのも無理はない気がしました。
傍から見ても仲が良さそうなカップルでも、相手に過剰な期待をしたり、「恋人同士ならこうするべき」という思い込みがあったり、些細なすれ違いによって愛が冷めたりして、別れることもあるのだという気付きがありました。

ハッピーエンドに繋がるルートでも、メイン2人が失敗してしまう場面はあります。
しかし、失敗からも学び成長していこうという意思を見ることができ、安心しました。
ラストまでタイトル通りで微笑ましく思いましたが、最後に出てきたスチルには衝撃がありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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以下ネタバレ

箱庭の葬送

12歳以上推奨・BL要素あり・WOLF RPGエディター製・ADV・
現代日本もの・ホラー要素あり・短編・難易度普通・ED1種類(ゲームオーバーあり)

男子大学生3人が、肝試しとして訪れた廃屋に閉じ込められるという内容です。
箱庭の朝と窓枠の夜」の続編ですが、単体でもプレイできます。

探索は、操作していないキャラクターに話しかけることで得られる情報が参考になりました。
1か所だけ、パスワード入力に迷った場面がありましたが、同梱されていたテキストファイルを読むことによって進めることができました。
また、ゲームオーバーになった後に直前からやり直すことができ、ヒントも表示される点が便利でした。

ストーリーは、前作の主人公の言動を周囲の人はどう捉えるのかを知ることができて、嬉しかったです。
今回メインキャラクターとして新しく登場した2人もそれぞれに魅力的な個性があり、進行には影響しない台詞も全て回収したくなりました。

BLとしての会話イベントだけでなく、ホラー要素も楽しめました。
廃屋の秘密に近付く文章が出てきたときは毎回、感情移入しやすかったです。そこに住んでいた人たちについて、想像が膨らむものでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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ドラえもんを本気でつくる

大澤正彦・PHP新書・2020年

タイトル通りのことが書かれている本です。
著者は、AI技術をもとに、ロボットをつくる研究をされている方です。

この本で書かれている「ドラえもん」とは、便利なひみつ道具を出してくれる存在という意味ではありません。ここが、重要なポイントだと思います。
著者がつくっている「ドラえもん」は、のび太の友達のように、人とコミュニケーションをとることによって人を支えてくれる存在のことです。
だからこそ魅力があり、著者の考えや研究の過程を知ることによって、完成して普及したら良いなと思いました。

理系ではない自分にとってもわかりやすい文章で書かれていて、読みやすかったです。

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みやたんインワンダーランド

RPGツクールMV製・RPG・現代ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

双子の妹である女子高校生が、夢の中を冒険するという内容です。
「不思議の国のアリス」が元ネタとなっている作品です。

戦闘は、序盤で何度かゲームオーバーになりました。
しかし、体力の回復に気を付けながらある程度レベル上げをすると、困る場面はほぼなくなりました。

探索面では、複数回話しかけることによってストーリーが進行するキャラクターがいるので、それを見逃さない必要がありました。
エンディングは、終盤の謎解きの結果によって分岐します。そのため、セーブスロットはいくつかに分けることをおすすめします。
謎解きに間違えた場合でも、その後の展開を楽しむことができました。

「不思議の国のアリス」自体は、中学生の頃に1度だけ読んだきりで、覚えていない部分が多々あります。
それでも、元ネタとはかなり違う雰囲気の物語だと思いました。
主人公は応援しているバンドがあるという設定で、そのバンドに関する会話やイベントが面白かったです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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