フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
WOLF RPGエディター製・RPG・現代日本もの・長編・難易度高・ED1種類+α
小学生がヒーローに変身して町で起こる出来事などを解決していくゲームです。複数の仲間からパーティになるメンバーを選ぶシステムがあります。
このゲームには会話システムや戦闘アニメーションなど、面白いと思った点がたくさんあります。とりあえず詳しくはプレイして確かめて欲しいです。レインスプライトというヒーローが必殺技を出すときのアニメーションが特に格好良かったです。
レインスプライトの正体は前半は明かされませんが、パーティメンバーの装備品などを見て、この人だったら良いなというのはありました。そして、希望通りだったので嬉しかったです。
ゲームを始める前は、小学生が友達と集まってヒーローごっこをして遊ぶようなほのぼのとしたものだと思っていました。しかし、そういうのではなく、気がつくとかなり荘大なストーリーになっていました。
社会風刺やパロディがあるため、その面では人を選ぶかもしれません。個人的には商業ではなく同人作品だからこそできるという感じで好きです。
特に好きなキャラはゆうき・くさなぎ・せいぎです。ただし、会話イベントが面白いと思ったのはひめこ・みき・とかげです。結局はパーティに選べる仲間が皆個性的で面白かったです。
エンディングは見ましたが手に入れていない変身アイテムや見ていないイベントがあるため、もう1周はしようと思います。
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2018年4月10日追記……新しいヒーローやマップ、図鑑など、多くの要素が追加されたVer4が公開されました。
リズムゲーム・RPGツクールVX製・難易度選択可
画面に出てくるオブジェクトに合わせてキーボードを押す、「beatmania」風の音ゲーです。詳しい遊び方は説明書に書いてありプレイしたら分かると思います。プレイしやすいように設定で変えることもできます。
「beatmania」自体は地元のボウリング場にありました。やってみたことはありますが、お金の都合で数回したのみでクリアしたことがあるのは1曲だけです。
その点、このゲームは何回も繰り返すことができるので楽しめました。また、キーボードがボタンの代わりとなり指を広げなくても届くので、プレイしやすかったです。
興味深かったのはこのゲームがRPGツクール製だということです。RPGツクールは基本的にRPGを作るためのツールです。それを使ってリズムゲームを作るという技術も発想も自分にはないのですごいと思いました。
難易度はEasy・Normal・Hardの他に「Panic」があります。Panicモードはかなり難しくて1曲クリアできてません。
このゲームについて調べてみると続編の「Rhythm Panic Generation 2nd」がありました。1作目に収録されている曲も含まれているので初めてプレイされる方にはこちらがおすすめです。
何か月かぶりにプレイしてみると、以前クリアできた曲もHard以上は上手くできなくなってしまいました。
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吉里吉里製・長編・ホラーノベル・難易度低め・エンディング複数(真ED1種類)
クトゥルフ神話がモチーフとなっているゲームです。
選択肢を選ぶのではなく、出てくる問題に対して答えを入力して進めます。内容をうろ覚えの時はメモを見てヒントを確認することができ、答えを間違えても何回かやり直しができるので、バッドエンドをあまり見なくても真ENDを見ることができます。
クトゥルフ神話そのものについては、影響を受けたと言われている作品にいくつか触れたことがある程度で原作の小説を読んだことはありません。しかし、それでも詳しい解説があったため分かりやすく、原作を読みたいと思いました。
舞台が現代日本だというところも、もしクトゥルフ神話の邪神が日本にいたら、という場面が想像しやすくてわかりやすかったです。
一番印象に残ったのは、トゥルーエンドラストシーンです。「クトゥルフの弔詞」というタイトルの意味が分かるシーンがあり、それが予想以上で凄いと思いました。この部分を是非見て欲しいです。
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NScripter製・ホラーノベル・現代日本もの・選択肢あり・短編・
難易度低め・エンディング2種類(真ED1種類)
主人公の子がおばあちゃんの家に行った時にあった出来事に関するお話です。
正確なジャンルはホラーとは少し違うらしいですが、十分ホラーだと感じました。鮮やかで綺麗な色をした蝶に対するイメージが少しだけ変わりました。
すごいと思ったところは、どのような展開になったか直接的ではなく間接的に文章で表現されていながら、意味が分かるものだった点です。選択肢が1ヶ所あり、選択肢の前に貼られていた伏線の回収のされ方が好きです。
物語の舞台となっている場所や、影絵を使った立ち絵による雰囲気も好きです。
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