フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
一部流血表現あり・NScripter製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・難易度普通・ED6種類
クリスマス関係の作品についての記事は今回で一応最後となります。これから他に好みの作品に触れたらまた書くかもしれませんが。
クリスマスシーズンに彼氏にふられた主人公が、友人から願いが叶うというお守りをもらうというお話です。
主人公が優しくて、応援したくなるような内容でした。また、タイトルに含まれている「雨」が印象的でした。
トゥルーエンドでの、主人公がお守りに対して行う選択が好みです。
本編の他におまけシナリオがあります。
本編では分からなかった主人公と彼氏の馴れ初めなどが描かれていて、本編以上に好きです。
そして、キャラの家族関係に泣きたくなりました。
2015年5月22日追記……現在は公開停止されているようです。
RPGツクールVXAce製・RPG・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類
トナカイがなくしてしまったプレゼントをトナカイとサンタクロースが探しに行くという内容です。
トナカイは擬人化されているので人を選ぶかもしれませんが、可愛かったです。
サンタクロースは、今までサンタクロースに対して持っていたイメージと違っていて、新鮮でした。
短編ではありますが、イラストがたくさん出てきます。そのどれもが可愛くて、少し幸せな気分になりました。
ネットスラングが出てくることがありますが、ごく一部です。
サンタクロースの台詞には少しだけ怖いものもありました。しかし全体的には、ほのぼのしていて平和な雰囲気のゲームでした。
制作者の方のサイトはこちらです。
2017年4月19日追記……現在は、サイトがリンク切れとなっています。
Nscripter製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・難易度普通・ED5種類・攻略対象2人
仏教が題材になっているクリスマスゲームです。
クリスマスに関連する要素が出てこないルートもありますが、そのルートも、年末らしい雰囲気がありました。
ゲームをダウンロードした後アイコンを見て、タイトルの意味を理解しました。その発想が面白かったです。
シリアスなシーンも少しありますが、ゲーム全体は、どちらかといえば明るい内容でした。
キャラの表情の変化が分かりやすく、何回でも見ていたいと思いました。
また、キャラの性格に面白い部分があって、全員良いなと感じました。
特に好きなエンディングはエンディング1・2・4です。
洋画・ホラー・85分
ある事件がきっかけでサンタクロースに対してトラウマを持ってしまった主人公が、おもちゃ屋の仕事でサンタクロースの役をすることになるという物語です。
この事件というのが衝撃的なもので、主人公がサンタのことを嫌いになっても仕方ないと思いました。
事件の後も主人公は辛い人生を送ることになります。本題に入る前のシーンなのに怖くて、見るのをやめようかと思うことがありました。しかし、主人公がどのような結末を迎えるのか気になって、結局最後まで見ました。
この映画はホラーではありますが、幽霊などの類が描かれたものではありません。
人間の怖さが描写されています。それが、実際に起こり得そうと感じるものでした。そして、その部分が、この作品の主に好きなところです。
ただ、正確なタイトルをなかなか覚えられませんでした。しばらくの間、間違えて「サンタの斧」と覚えていました。それでも、この映画は良かったと思いました。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・長編・難易度普通・ED5種類
クリスマスのイルミネーションといえば、思い浮かぶのはこのゲームです。
といっても、メインテーマは裁判員制度の解説なので、イルミネーションが出てくるのはシナリオの一部のみです。それでも、登場人物のイルミネーションに対する想いが描写されていて、印象深かったです。
主人公が裁判員制度に参加して、とある事件の真相を判断し、被告人が有罪か無罪か決めるという内容です。
主人公の性別は選ぶことができます。具体的な性格なども決まっていなくて、主人公になった気分でプレイできました。
前半にクイズのような選択肢が出てきます。裁判員制度の説明が分かりやすくて、答えやすかったです。
裁判制度自体については、正直に書くと、私には、参加者の誰かが偏った意見を持っていたり、他の人と仲良くなることにより、事実と違ったとしてもその人と同じ意見にしようと考えてしまう人が出てきたりするのではないのかという不安があります。
このゲームに登場する人物は、私とは異なり、基本的に裁判員制度には賛成する立場です。
しかし、最初から被告人が有罪か無罪か決めている人物も登場し、問題点もゲーム内で描かれているように思えて好感が持てました。
他の裁判員と休憩時間に会話をしたり、帰宅途中に一緒に行動するイベントもあります。キャラのそれぞれが自分なりの意見を持っていることが分かり、影響されそうになることがありました。このイベントはゲームの中で最も楽しかったです。
また、このゲームには、事件の真相はどうだったのかというはっきりとした結末は用意されていません。しかし、おまけシナリオを読むと、被告人は無罪であるような気がしました。
OP映像やシステムなどが凄くて、ストーリー以外の部分も印象に残りました。
このゲームは、こちらのサイトで公開されています。