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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

魔女の家

12歳以上推奨・RPGツクールVX製・ホラーADV・短編・難易度高め・ED2種類

森に来た女の子が「魔女の家」と呼ばれる建物に入ってしまい、そこから脱出を試みるという内容です。追いかけられる要素があります。
これまでホラーゲームは現代日本ものをプレイすることが多かったのですが、このゲームは洋風の作品です。

鏡に近づくと主人公の姿が映ったり、一度入った部屋に後から戻ってみるとところどころ変わっていたりガラスが割れるイベントがあったりと、細部まで作り込まれていました。
また、アイテムや家具によっては調べるとすぐにゲームオーバーになるものがあります。ゲームオーバーになるまでの過程は様々で、キャラがどのような動きをするのか気になって、分かり易いヒントがあっても死亡イベントを見てみようと思うこともありました。全ての死亡イベントは見ていませんが。

後半に難しいと感じる謎解きがありました。敵から逃げるイベントも、終盤は難しかったです。ただし、公式サイトに攻略方法が載っていたこともあって、なんとかクリアすることができました。

ストーリーは「魔女」と「ホラー」が関わっていることもあって、悲しいお話です。
Normal EndとTrue Endがあります。個人的には主人公がゲーム内で行った行動の理由や建物の中にヒントがあった理由が分かるTrue Endが好きです。

追記……ED2種類と書きましたが、「3つめのエンディング」といわれるものがあるそうです(ラストシーンが変わる訳ではないそうです)。何度か試してみましたが、まだ見ることができていません。いつか見たいです。

制作者の方のサイトはこちらです。


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以下ネタバレ

私の知らないキミの言葉

吉里吉里製・乙女ゲー・SF・中編・難易度普通・ED複数

未来にいる主人公が、方言の研究のために現代の日本にタイムスリップするというゲームです。

始めにどの都道府県に行くか選択し、そこで出会った攻略対象に方言を教えてもらったり観光をしたりするのが特徴です。方言クイズや用語の解説が見られるシステムがあり、主人公が行った先の地域の特性をいろいろと知ることができた点が楽しかったです。
ストーリーはルートによって結構変わりますが、全体的にシリアスな印象でした。

ストーリーが好きなルートは北海道ルートです。比較的明るい内容で、安心感がありました。ご当地ヒーローに関する会話があったのも嬉しかったです。
キャラが好きなルートは埼玉ルートです。攻略対象がアニメオタクという設定で、共感できる部分がありました。
特に行ってみたいと思ったのは新潟と大阪です。どちらも終盤に出てきた写真背景のある場所が気になりました。
他のルートにもそれぞれ別の良いところがあるので、プレイされる場合は気になった都道府県だけでなく全てのルートを見てみることをおすすめします。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ミッキーマウスの憂鬱

松岡圭祐・新潮社・2008年

ディズニーリゾートで働くスタッフの仕事について書かれた小説です。

主人公が新人なので、ディズニーリゾートについて何も知らない立場から読んでも分かりやすかったです。スタッフのことを「キャスト」、客のことを「ゲスト」と呼ぶこともこの小説で初めて知りました。
フィクションですが、仕事の内容が結構詳しく書かれていて、実在する場所の裏側を覗けた気分になれて楽しかったです。

ミッキーマウスの出番は想像していたより少なかったです。しかし、タイトルに「ミッキーマウス」という文字がなければ読まなかっただろうし、出番が少なくても行動が格好良いと思える場面がありました。
 

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あの丘の上まで

CatSystem2製・ノベル・現代日本もの・シリアス・長編・選択肢なし・ED1種類

両親の不仲や虐待などのいろいろなことを経験したことによって、人を信じられなくなった兄妹の物語です。

仲良くしようと話しかけてくれる人に対しても、本当は何を考えているのか分からないと不審に思うことがある点など、共感できる部分がありました。それでも、二人は信頼できる人を見つけます。二人の精神的な成長が自分と比べると早い気がして、少し羨ましいと感じました。

兄妹の他に、兄の元幼馴染でクラスメートである「日向灯」という少女がメインキャラとして出てきます。この作品はシリアスですが、彼女が出てくるシーンでは、雰囲気が明るくなったような気がして安心できました。このノベルを最後まで読んだ一因は彼女にあると思います。

けれども、妹は重い病気を患っており、それがこの物語に深く関わってきます。そのため、全体的に重い内容でした。
最初はオチが読めると思っていました。そして、予想通りの展開がありました。しかし、その後、予想していなかった展開があり、衝撃を受けると同時に素晴らしい作品だと思いました。

BGMも印象に残りました。特に、序盤などのシリアスな場面で流れたBGM「悲愴」と、作中で流れた歌「あの丘の上まで」が好きです。

制作者の方のサイトはこちらです。


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以下ネタバレ

電脳コイル

アニメ・SF・全26話

優子(ヤサコ)と勇子(イサコ)の二人をメインとし、「電脳メガネ」と呼ばれるコンピューターなどの道具が発達した未来での出来事を描いた物語です。

私の好きなアニメはストーリー重視のものが多いのですが、この作品に関しては、演出もすごいと思いました。背景などが細かく描かれていて、動きも結構激しく、画面から目が離せませんでした。

演出だけでなく、ストーリーも好きです。初めて見た時は専門用語が多くて難しいと感じました。しかし、見ているうちになんとなく内容が分かる気がしました。キャラの人間関係、特に優子と勇子の友情が興味深かったです。

1話を見返してみると、何気ない日常風景のようなシーンに主要な登場人物が少しだけ映っていました。それも楽しかったです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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