フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
YU-RIS製・ノベル・現代日本もの・SF・短編・選択肢なし・ED1種類・ボイスあり
記憶喪失の主人公の物語です。主人公が病院で目覚める場面から始まります。
この作品を初めてプレイしたのは、タイトルの元ネタである小説「アルジャーノンに花束を」を読み終えたばかりの頃でした。そのため、小説の内容を思い浮かべられる台詞が出てきた時は嬉しかったです。
終盤は、予想できなかった展開がいくつかありました。
エンディングが流れた後に出てくるシーンが最も好きです。
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RPGツクール2000製・ADV・ファンタジー・短編・難易度高め・ED複数
人を食べる「怪鳥」から逃げることが目的のゲームです。選択肢を選ぶことによってストーリーを進めます。
あまり良くないことなのですが、この作品を知った頃は、現実逃避のためにゲームをしているような状況でした。
このゲームを始める前は、「怪鳥」というものに対して、実際に自分のところに来て欲しいなと考えていました(ただ、怪鳥が実在して本当に自分の前に来たら当時でも、「嫌だ」と考えを変えたと思います)。
しかし、プレイし続けてハッピーエンドを見たときは、「怪鳥に自分のところに来てほしい」という気持ちは全くなくなりました。
なんとなくですが、「生きたい」と感じました。だから、素晴らしいゲームだと思います。
ハッピーエンドを見るためには試行錯誤を重ねました。その際、他のキャラとのやりとりに緊張感がありました。
この作品は、Vectorからダウンロードできます。
LiveMaker製・ギャルゲー・現代日本もの・中編・難易度低め・
ED2種類+ゲームオーバー2種類・ボイスあり
大学生の主人公が、8月に「アキバ」という街でアイドルとメイドという2人の女の子に出会うという内容です。
2人の女の子のどちらかと主人公が仲良くなることがゲームの目的です。
ヒロインは2人とも、最初から主人公に好感を持っています。また、女の子達の心の中の台詞も時々出てきます。
そのため、攻略対象の好感度を上げるというより、各ヒロインに対する主人公の好感度を上げるゲームであるように感じました。
最初はメイドである加奈のルートを見ました。
彼女は、周囲に対する態度と主人公に対する態度が異なり、そこが面白いと感じました。
その後、アイドルの綾女ルートを見ました。
「アイドル」という設定が重要視されていて、楽しかったです。
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Yuuki! Novel製・ノベル・ファンタジー・選択肢あり・短編・難易度低め・ED2種類
自分の名前を嫌っている少女が、名前を変えるために奮闘する物語です。
ゲームの舞台は、架空の国のファンタジーな世界です。
それでも、主人公のような考えを持っている人は現実世界にも結構いるだろうと、始めのうちは思っていました。
しかし、読み進めていくと、主人公ほど想いの強い人は滅多にいないのではないかと考えるようになりました。
エンディングは、ノーマルエンドとアナザーエンドの2つです。
アナザーエンドは、「名前を変える」という方法について、この手があったかと驚きました。主人公の人生経験が生かされていて、彼女だからこそできるだろうと感じました。
全体的に勢いのある作品でした。
このサイトは、「ふりーむ!」からダウンロードできます。