フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
NScripter製・乙女ゲー・現代日本もの・中編・難易度普通・ED10種類
女子大生が主人公の恋愛ゲームです。主人公が就職活動の面接に行く場面から始まります。
立ち絵に種類が多く、まばたきをしたり手を振ったりと動きもあって、すごいと思いました。
また、セーブ・ロード画面でのみ見られる絵もあって、そこにも面白さがありました。
ストーリーは、日常が描かれたものということもあり、親しみやすい内容でした。それでいて、ルートによっては自分の知らなかった世界について触れられることもあったので、刺激もありました。
後日談など、周回プレイによって追加されるシナリオもあります。
特に好きなのは、主人公の面接官だった人のルートです。
現実であればこういう関係を持つ2人が恋愛することはあまり推奨できないと、あくまで個人的には考えているのですが、ゲームでならありだと思いました。
キャラとしては、カメラマンを目指している幼馴染も特別な魅力がありました。
高校生だった頃、私は写真部に入っていました。ただ、活動内容は使い捨てカメラで何かの写真を撮るという、結構適当なものでした。
それと比べて、主人公の幼馴染は写真というものに対して真剣さを持てていて羨ましかったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
2021年8月14日追記……現在は、サイトはなくなっているようです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
吉里吉里製・ノベル・和風・長編・選択肢なし・ED1種類
「ミメイ」という名前の少女がある島で、「コゴリ鬼」と呼ばれる化け物を倒そうとするという内容です。
プロローグ・閑話・エピローグを除くと全部で6章あります。
この作品は、フリーのノベルゲームの中では結構有名であるようです。しかし、最近までなんとなくという理由でプレイしていませんでした。
実際にプレイしてみて、今までやらなかったのは勿体なかったと思いました。そのようなノベルです。
主人公を含めた人物の背景や舞台となっている島の状況は、読み進めていくうちに少しずつ分かります。そのため、ストーリーそのものにも次第にはまっていきました。
また、この物語には、いくつか告白シーンが出てきます(メインキャラ以外の場合もあります)。
それらのシーンでは、「告白するときってこういう台詞もあるんだな」と驚きました。
文章も好きですが、グラフィックも魅力的でした。特に、スチルが出てくるシーンは目に焼き残したいくらいでした。
そして、エンディングではムービーが流れます。ムービーを見ながら、最後までプレイして良かったと考えました。
制作者の方のサイトはこちらです。
一部残酷描写あり・RPGツクール2000製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度高め・ED複数
主人公が彼女の心の中に入り、彼女を助けようとするという内容です。
独特の世界観があって、珍しい雰囲気を持ったゲームでした。
このゲームのシステムは、ストーリーを進める間に数枚のカードを入手し、いくつかの場所でカードを使うタイミングがあるのでどれを使うかを選ぶというものです。
ハッピーエンドを見るためにどのカードを選べば良いか予想できず、迷いました。
けれども、彼女が主人公に対して伝える言葉の1つ1つが大切な意味を持っているようで、どうしても彼女を救いたいと思いました。
結局、ベストエンドを見るためには総当たりしました。
ストーリーには重い部分があります。しかし、彼女が生きてきた過程を知るために必要なことで、この作品を好きになった理由にもなりました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
今日は、おすすめしたいブログを紹介します。
2006年頃、全国の大学に存在する「CARP」という団体の偽装サークルに参加された方の体験談です。
「ペンギン日記」です。
特に、これから大学に行く予定のある中高生、またはその保護者の方に読んでいただきたいです。そのような方が私のブログを見てくださることがあるのかはわかりませんが。
数年前、私もCARPの活動に参加したことがあります。そして、おかしいと思うことがいくつかあって、1か月くらいで離れました。
結構前に記事にも書きました。
CARPを離れた後、インターネットでどのような団体なのか調べました。
いろいろありましたが、今回紹介したブログが大学の長期休暇のときに行われる「万物復帰」という活動の内容などの情報もあり、とても参考になりました。
今はその頃とは変わっている部分もあるかもしれません。しかし、CARPが今も活動していることは確かです。
そのため、以前も書きましたが、CARPという団体が今までどのようなことをしてきたか、多くの方に知っていただきたいです。
CARPは世界基督教心霊統一協会(統一教会)の関連団体です。CARPで会った人からは「宗教じゃない」と否定されましたが。
ちなみに、文鮮明という人の著書をいくつかの駅周辺などで配っている人たちをまれに見かけるのですが、そちらも統一教会です。
配っている間は「著者が統一教会の教祖」だという言葉は一切出てませんでした(ただ、CARPと関わったことがあると言うとその中の1人には自分たちが統一教会であるとは認めてもらえました)。
12歳以上推奨・残酷描写あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・長編・選択肢なし・ED1種類
製薬会社の新人研修に参加した人たちが、ある事件に巻き込まれるというストーリーです。
難しい漢字や単語が多く、携帯電話の辞書機能で調べながらプレイしました。
読み終えるまでには時間がかかりましたが、先の気になる展開が続く内容でした。
事件が起こる前から怪しい雰囲気が出ていて、製薬会社がどのような謎を持っているのか気になりました。
主人公と共に研修に参加したメンバーについても、どこかで製薬会社と繋がっているのではないかと、全員を疑っていました。
上記のことは、決して悪い意味で書いたわけではありません。
というのも、人間に対する恐怖を描写した創作物は私の好み(好きなのはフィクションのみ)です。
登場人物がどのような思想を持っているのか、次に起こす行動は何か、といったことを考えるのが楽しかったです。
この作品は、一定の条件を満たすごとにおまけシナリオが読めるようになります。
おまけシナリオは、本編を読んでいたときに登場人物に対して持ったイメージを大きく変えるものでした。
この作品は、「ふりーむ!」からダウンロードできます。