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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

13-Monsters-

12歳以上推奨・一部残酷描写あり・RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・
洋風・短編・難易度やや高め・ED2種類(真ED1種類)

主人公の男性が、行方不明となっていた父親からの手紙を受け取るという内容です。
主人公は、手紙をもとに父親が泊まっていたというホテルへ赴きます。

グラフィックに惹きつけられてダウンロードしました。
最初は、主にキャラクターの絵が好みだと思っていました。ストーリーを進めていくうちに、建物の内装やカフェテリアの注文票などもゲームの舞台に合わせていることが分かって、世界観にはまりました。

一部、次に何をすれば良いのか迷う場面はありました。けれども、探索する場所が「ホテル」という限られた範囲だったので、細かく調べることでなんとかなりました。
謎解きについては、ヒントさえ見つけられたらすぐに分かるものが多かったように思いました。ただ後半に1ヶ所、「どれを選ぶのが正しいのだろうか」と考えたものはありました。

このゲームには、進行状況を確認できる「システム手帳」という機能があります。
それが少しずつ変化していくことが楽しくて、イベントが起こる度に使用し、書かれている文章を読みました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2017年1月14日追記……現在はサイトに繋がらない状態で、公開停止中のようです。

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以下ネタバレ

あなたがいれば淋しくない

NScripter製・ノベル・洋風・短編・選択肢なし・ED1種類

王女である主人公が城を抜け出して、市民の女性と関わることになるという内容です。

メインキャラである2人には、身分の違いがあります。
それが原因となる問題もいくつか起こるのですが、主人公は問題と向き合いながらも女性と友達になろうとしていて、応援したくなりました。

主人公のものの考え方や後半での行動に好感が持てました。彼女のような存在が政治においてトップに立つことは、理想的であるように感じました。
読後感はすっきりとしたものでした。

この作品は、「ふりーむ」で公開されています。

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逆さの傘

NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類

主人公がある夏に少し変わった女性に出会うという内容です。

2つあるエンディングのうち、片方では、この作品に隠されているある仕掛けが明かされます。それが、このノベルの中で最も好きです。

もしかしたら途中で気付く方もいるのかもしれませんが、私は全く気付きませんでした。
最後の一文を読んで、心の中で「嘘だ」と呟きました。そして、確認するために最初から文章を1つ1つ読み直しました。
結局嘘ではなく、もう片方のエンディングにも同じ仕掛けが使われていて驚きました。

何故仕掛けに気付かなかったのか言い訳をさせてもらうとすれば、ストーリーに夢中だったからです。
登場人物同士が出会うシーンから始まる物語は私の好みで、2人がどのような過程を経て、最終的にどのような関係になるのかということばかり気にしていました。
最初から最後までつながりがあるストーリーの中で、あの仕掛けが使われているのはすごいことだと思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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おばけと魔法と

RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・長編・難易度やや高め・ED2種類

ある博士によって作られたおばけがたくさんいるという世界が舞台のゲームです。
先々月に少しだけこのブログで触れた、「プレイ中のRPG」とはこのことを指していました。

他のこともしていたというのもありますが、11月に始めて最近ようやく大体のイベントを見終えました。とはいっても、コンプリートはまだできていません。
現在のセーブデータは約137時間でした。ゲームオーバー等も含めると、実際はもう少し長くプレイしています。

図鑑要素やパーティメンバーによる会話が見られる「相談」システム、豊富なサブイベント等、私の好きな要素が全て詰まっていました。
「相談」システムは、謎解きがある場面で使うとヒントや答えをもらえることがあります。ただ、それに頼らずに謎を解くと入手できるアイテムがあるので、なるべく自力で解きたいと考えながらプレイしました。

ボス戦以外はオート戦闘にすることを選べるアイテムがあったり、負けてもゲームオーバーにならない敵には印が付いていたりと、便利だと感じたシステムもありました。

ストーリーは主人公の身の回りの事件から始まります。それが次第に壮大な話になっていきました。結末は、プレイを開始したばかりの頃は予想していなかったものでした。
また、2週目では1週目にはなかったイベントを見ることができます。そのため、周回プレイをする楽しみがありました。

パーティメンバーは前半は固定ですが、後半は数人を選ぶことになります。
どのキャラも個性的でそれぞれに違った魅力があり、グラフィックも可愛く、誰をパーティに入れるか迷いました。
組み合わせによって会話の内容が変わるので、いろいろなパターンを試しました。
個人的には、前半の固定メンバーと同じ組み合わせを選んだ場合と、仲の良くないキャラ同士を同じパーティに入れた場合の会話が特に面白いと思いました。

制作者の方のブログはこちらです。

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以下ネタバレ

4TEEN

石田衣良・新潮社・2003年

男子中学生4人組の日常生活が描写された短編集です。
児童書以外で初めて読んだ小説がこの本だったので、自分にとっては思い出深い作品です。

当時は主人公たちと同じ14歳でした。彼らの台詞や考え方に、共感できる部分がいくつかありました。
また、登場人物は様々な問題に遭遇することになるのですが、それらに真っ直ぐと向き合う姿勢に好感が持てました。

作中には性的表現のあるシーンがあります。この本を初めて読んだ頃は、そういったタイプのものに触れたのは初めてで、読んで良いのだろうかと考えていました。はじめのうちは、このようなシーンはなるべく飛ばしながら読んでいました。

けれども、最後のページの文章を見た後、飛ばした部分の中身も気になりました。そして、「直木賞受賞作品だから読んでも大丈夫だろう」と心の中で自分に言い訳をしながら、性的表現のあるシーンも含め最初から全て読み直しました。
結果としては、この作品以外の性的表現のある小説にも触れるようになりました。

この本には、同性愛がテーマとなっている、「ぼくたちがセックスについて話すこと」という章があります。
この章の終盤にある、主人公のモノローグが特に印象に残っています。当時とても共鳴したもので、今現在私がBL要素や百合要素のある作品に触れている主な原因でもあります。

簡単にまとめると、この小説は、自分にとって影響を受ける要素の多いものでした。

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