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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

美男高校地球防衛部LOVE!

アニメ・現代学園もの・ファンタジー・全12話

高校に現れた怪人を、男子高校生5人組が変身してやっつけるという内容です。
BLネタと下ネタが多く含まれているアニメなので、そういったものが苦手な方には合わないかもしれません。

この作品の最も好きなところは、「悩みを抱えている登場人物が悪役によって怪人にさせられてしまうものの、正義の味方による説得と魔法の力によって問題が解決する」という、一連の流れです。中学生くらいの頃、こういった設定の物語があれば良いなと考えたことがあります。それが実現したため、嬉しかったです。

登場人物の「悩み」については、似たような考えを持ったことがある人もいるのではないかなと思いました。けれども、基本的にギャグアニメなので、見ていて気分が重くなるということはありませんでした。

メイン5人が所属しているのは「地球防衛部」という部活動で、怪人を作り出しているのは生徒会です。
この2つの団体に所属する人物の関係も好みでした。敵同士という立場にいる人物が、お互いのことをどう思っているのかという描写が興味深かったです。

何故怪人が現れるのかなど、作中で出てくる謎に対する答えは、終盤で明かされます。
全て解明されて綺麗に終わって、すっきりとしました。

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愛霊の贄~アイリョウノニエ~完全版

15歳以上推奨・RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代日本もの・中編・
難易度普通・ED6種類(真ED1種類)

気付くと知らない場所にいた男性が、何故そうなったのか思い出そうとするという内容です。
シリーズものの1つで、時系列でいうと「狂恋の宴~キョウレンノウタゲ~」「憑代の花~ヨリシロノハナ~」という2作品の後日談になります。
ただし、最初に公開されたのはこの「愛霊の贄~アイリョウノニエ~」です。

追いかけられる要素やRPG要素などがあり、ゲーム性が高かったです(RPGについては、スキップすることができます)。
難易度は、「狂恋の宴」よりは高め、「憑代の花」よりは低めだと感じました。

この作品は、ストーリーに大きな魅力があると思います。
主人公が思い出す過去には、辛い部分もありました(「狂恋の宴」をプレイした後だとより辛いような気がしました)。けれども、それを知った上でどうするかという、彼の選択に重要な意味があるように思いました。

主人公の精一杯さと、彼の周囲にいた人物の主人公に対する想いが伝わる作品でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ヒトミ

15歳以上推奨・残酷描写あり・RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・
現代・短編・難易度低め・ED1種類

角膜手術を受けた主人公が、提供者がどのような人物だったか調査しようとするという内容です。

画面上にある様々ものを、エンターキーを押して調べることでゲームが進みます。
何を調べても独特の怪しさがあって、秘密を探りたいと思い、エンディングまでプレイしました。

提供者の情報についての1つに、「誰もが目を奪われるほどの美しさ」というものがあります。
彼女の姿を見てその意味が分かったとき、「そういうことだったのか」と納得しました。

数分で終わりますが、綺麗にまとまっていて、なおかつ余韻の残るラストを迎える作品でした。

このゲームは「ふりーむ!」で公開されています。

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雨雲

15禁・一部残酷描写あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・
中編・選択肢あり・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

作中で起こる女性失踪事件について、プレイヤーが真相を突き止めることが目的となっているゲームです。
前半がノベルパート、後半が調査パートという構成になっています。

アニメーション映像が多く、序盤から興味をそそられる内容でした。

第1章と第2章で舞台となっている場所とメインの登場人物が変わるので、驚きました。
この2つの章のつながりは、第3章で分かります。
事件の真相が想像できると、脳を刺激されたような気分になりました。

調査パートでは、選択肢を選ぶ他に、怪しいと思うところをクリックしたり、質問に対する答えをキーボードで入力したりする場面があります。
いろいろと考える要素があって、楽しめました。

制作者の方のブログはこちらです。

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ヴァンダリズム キリギリスの冬

WOLF RPGエディター製・RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED1種類

男子小学生がゲームの大会に出場するという内容です。しかしそれだけでなく、壮大なストーリーが展開されていきます。
時事ネタやパロディがたくさん含まれています。

作中では、テレビゲームを規制することを目的として、反社会的活動を行う団体が敵として出てきます。
表現の自由に焦点が当てられていて、フリーゲームだからこそできる内容だと思いました。
子どもたちが問題を起こしている大人たちに立ち向かうという姿勢にも、好感が持てました。


収集要素として、敵の情報が見られる「エネミー図鑑」と、装備品であるゲームソフトの入手や説明が見られる「ゲーム図鑑」があります。
どちらも説明文を読むことが楽しかったです。特にゲーム図鑑は、元ネタを知っているとより面白いと思います。

パーティメンバーも個性が強いのですが、このゲームを好きになる大きな要因となったキャラは、主人公と敵対する団体でリーダーと呼ばれている人物です。
彼の行動自体には賛同はできません。ただ、彼が組織に入ったきっかけになった出来事に近いことは、(作中に出てくるような団体ではなくカルト宗教の話なのですが)実際にも起こったことがあるため、憎めない存在だと感じました。

制作者の方のブログはこちらです。「フリーゲーム」カテゴリに紹介があります。

2018年12月13日追記……制作者の方のサイトはなくなっていたため、リンク先を変えました。

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以下ネタバレ

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