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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

トンネループ

LiveMaker製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED5種類(真ED1種類)

男子高校生4人組が、夏休みに肝試しをするという内容です。
「Aくんと祭のむこう」というノベルの前日談になりますが、単体でもプレイできます。

このゲームをプレイしたのは公開されたばかりの頃だったのですが、今でも最初から最後までの流れをほとんど覚えています。
プレイし終わった直後は、「怖かったけれど面白かった」という言葉しか出てきませんでした。
けれども、その後何度もこの作品のことを思い出すことがありました。とある方のサイトに匿名で「おすすめです」といったコメントを送ったこともありました。そうしているうちに、一言では表せないゲームだったと気付きました。

アニメーションが多くて臨場感がありました。
明るいシーンとシリアスなシーンでは絵柄のタッチが違って、どちらも楽しめました。
画面を右クリックした時に出てくる設定画面も面白かったです。

選択肢は、トゥルーエンドに進むためにはどうすれば良いか、予想がつけやすかったです。
しかし、もう一方を選びたくなるようなものでした。

結果としてはトゥルーエンドを最初に見たのですが、最後に見た方が良かったかなと思いました。
幽霊の類のようなホラー要素だけでなく、人間の怖さの描写もあった点が好みでした。
「Aくんと祭のむこう」で好きになったキャラクターのことも疑いながら読んでしまいました。そして、文章トリックに騙されました。

ラストの印象は、「Aくんと祭のむこう」をプレイしているかどうかで大きく変わると思います。
どちらも大好きな作品なので、両方をプレイしていただきたいです。

制作者の方のサイトはこちらです。

2018年9月23日追記……この作品は、公開終了となりました。

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キスキル・リラ -くちづけは夢の終わりで-

LiveMaker製・乙女ゲー・洋風・ファンタジー・長編・難易度普通・ED28種類

人間の心を食べる「夢魔」が、あることをきっかけとして、人間の住む男子寮で生活するようになるという内容です。少し前に感想を書いた「水平線のファントム」で紹介されていてプレイしました。この作品も楽しいと思いました。
説明書が漫画になっているので、本編だけでなくそちらもおすすめです。

乙女ゲーの中では、今までプレイしたものの中で1番ボリュームがあったと思います。
始めはゆっくりプレイしていましたが、次第に展開が気になり、早く読み進めたいと考えるようになりました。
とはいっても、結果的には、同じイベントでも条件によって文章が少し変化する点が楽しくていろいろと試してみたり、興味を持った台詞が出てきたときに頭の中で繰り返したりしたりして、コンプリートには1週間くらいかかりました。

この作品に出てくる寮に住んでいる人達は、異なる出身地から集まっています。
キャラクターの台詞や行動に、その影響が細かく現れていて、異文化交流というものを覗いた気分になりました。また、このゲームで初めて知った事柄もありました。

エンディングの中には、攻略対象以外のキャラがメインとなっているものもあります。
サブキャラにもそれぞれどのような生き方をしてきたかという設定があり、丁寧な作りを感じました。
メインキャラ以外にも幸せになる結末が用意されていて、安心しました。

攻略対象の中では、教師の仕事をしているアベルというキャラのルートが1番好きです。
主人公の設定上、フィクションでしかあり得ないようなことが起こります。けれども、2人の会話には、現実味を帯びていると感じた部分がいくつかありました。
きっかけは全く異なりますが、彼の親戚が過去に言ったことに近い発言を、実際に聞いたことがあります。その影響で、トゥルーエンドに進むルートで判明する、彼の考え方がものすごく理解できました。

各キャラの表情の変化が多様だったり、おまけ要素がたくさんあったりと、シナリオだけでなく演出面でも楽しめました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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かや姉小さな旅 ~広電に乗りに行こう!~

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

製作者の方が広島を訪れたときの体験が元となっている作品です。
シリーズものの中の1つですが、単体でもプレイできます。

実在する土地が舞台となっている作品の場合、自分が行ったことのない場所が題材になっていることが多いです。
しかし、このノベルでは、行ったことのある場所が多く出てきました。そのため、共感できた点がたくさんありました。

行ったことのない場所については、楽しそうに描写されていたので、行きたいと思いました。

タイトルにある「広電」とは、広島県内を走る路面電車のことです。
作中で出てくるものとは路線が異なりますが、何度か乗ったことがあります。現地の地理に疎い私にとっては移動手段として便利で、街並みを眺めるのも好きです。
本編で広電が登場したシーンは予想よりは少なかったのですが、好きなものが紹介されていて嬉しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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死ンデル嬢と魔法使い

WOLF RPGエディター製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

ゾンビになってしまったお嬢様が、使用人とともに人間から逃げようとするという内容です。
イベントによっては失敗するとゲームオーバーとなるものがあるので、こまめなセーブを推奨します。

謎解きは終盤に1ヶ所、難しいと感じた場面がありました。
エンディング分岐の条件は分かりやすかったです。

アイテムを使うときに執事が頼りになるところを見せていて、格好良かったです。
彼の言動に対する主人公の反応も、興味深いものがありました。

どちらのエンドも、主人公たちがその後どう生活していくのか気になりました。

制作者の方のブログはこちらです。

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健二と異境の校舎

吉里吉里製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・ED1種類

男子小学生がクラスメートの女子に誘われて、学校にあると言われている怪談を検証するという内容です。
ホラーのような要素もありますが、全体的にはどちらかというと青春もの寄りの物語です。

メイン2人の性格が正反対で、会話が面白かったです。
2人の意見が食い違う場面はありますが、それでも仲が良さそうだと思いました。

選択肢にはネタのようなものもあって、それを選びたくなりました。
中には選ぶとさらに選択肢が増えるものがあり、楽しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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